森ガールという生き方
| ツイート |

『森ガールという生き方』

森ガールって、一体ナニモノなんだ!?
何となくイマドキっぽいけど、私には判らない。
困った時は、とみ緒(仮名・当然独女)頼み。
彼女は私よりちょっとだけ若いので、流行をよく知っているだろう。
「あー、『もののけ姫』のサンみたいな女の子っすよ。クスクス」
なるほど。
じゃあ、アウトドアが好きな女の子なんだ。
私もアウトドア派だ。仲良くなれそう。
山に探しに行ってくるね。
って、元ガールしか居ないしっ!
シルバー世代の登山ブームに、終わりは無いとだけ判った。
おい、とみ緒。もっと判り易く教えろ。
「mixiの会員が言い出したみたいですよ。コレは本当。」
どれが嘘だったんだ…。
では、SNS日本最大手のmixiで「森ガール」と検索。直ぐ出てきた。
「森に住んでそうだね」と言われるファッションをしているのが、「森ガール」らしい。
へー。
彼女らの画像を見ていく。
なーんだ。
一時流行した、「オリーブ少女」の亜種じゃないか。
メルヘンの世界に憧れる女の子ファッション。
フワフワのヒラヒラだけでなく、何となく機能的なのがオリーブ少女との違いかな。
オリーブ少女は、雑誌『オリーブ』発の言葉だった。
森ガールはネット発というのが、当世風だなぁ。
当世風なのは、発生源だけに非ず。
ネット世界はマイノリティが集い易い環境で、それにより力を持つ者も現れる。
日陰者だったオタクをメジャーにのし上げた『電車男』も、その一部。
かつて、森ガールもマイノリティだった。
それまでは、ファッションカテゴリーのどこにも属せず、「不思議ちゃん」と呼ばれていた。
それがネットを使い、集団と化すことにより、新たなファッションカテゴリーを築いたのだ。
とても当世風。
ちなみに、「森ガール」の「森」は、実際の森を指してはいない。
空想世界の象徴として使われている。
他の森ガール用語で特筆するものは「北欧」。
何となくお洒落なモノは、「北欧」っぽい。
実在の北欧諸国に関係が無くても、「北欧」っぽい。
北欧諸国を、架空の国に仕立て上げている。
私にはそう感じられた。
夢見がちな永遠の女の子☆
三十路を越しても、四十路に突入しても、空想の世界でぽわーん。
いつか「北欧」に行きたいな♪
こんな奇妙な人が、「森ガール」という言葉により、市民権を得てしまった。
私の身近にも居るかもね…。
自分ワールドに引きこもりがちだった、元不思議ちゃん。
仲間が居たことが嬉しいのか、とても活動的になっている。
カメラ片手に、るんるんお散歩。
少しでも「森」っぽいとピンときたら、激写!
それを、ブログやSNSのコミュニティに投稿。
一般人にその価値は判り難い創作写真を、森ガール同士で褒め合う。
何か、浮世離れしているね。
現実の森には、不法投棄された粗大ゴミがいっぱいなのに。
童話のような森は、もう日本には存在しない。
彼女らが好きな北欧の森は、酸性雨でボロボロ。
でも、森ガールは、そんなコトは気にしない。
身近な空想の「森」さえあれば良い。
実は、この生き方、とても現代にマッチしているのだ。
世知辛い昨今、いかにストレスから身を守るかが課題になっている。
彼女らは空想世界に身を置くことにより、外的圧力をかわす術を身に付けた。
小さな幸せの象徴でもある「森」は、心のシェルターとしての機能も果たす。
疲れたと感じたら、「森」を探してみてはどうだろう。
癒しは意外と近くに、沢山ある筈だ。
・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・
記事の続きを読むにはユーザー登録が必要です




























