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『嫌われる勇気』大爆死でも主演・香里奈にはネットから同情殺到

【出典】香里奈オフィシャルウェブサイト

女優・香里奈(33)の主演ドラマ『嫌われる勇気』(フジテレビ系)が16日、最終回を迎えた。最終回の視聴率は自己最低の5.7%。平均視聴率は6.49%と悲惨な結果に終わってしまった。

もともとここ数年、フジテレビ系のドラマは視聴率がいまいち伸びない傾向にある上、『嫌われる勇気』は日本アドラー心理学会から「日本及び世界のアドラー心理学における一般的な理解とはかなり異なっている」という抗議まで出ていた。話題性はあったが、視聴率には繋がらず、マイナスイメージのみが張り付いてもともとの視聴者までも逃してしまったようだ。

連続ドラマがこけた場合、大抵はその主演役者に批判が集まるものだが、今回ばかりは香里奈を擁護するような声が多く集まっている。一体何が起こっているのだろうか。

大爆死は脚本のせい?香里奈への評価自体は高い

20日公開されたアサジョの記事は「敗因は香里奈」と断定。さらに藤原紀香(45)と比較し、「主演女優は張るけれど、代表作はない。藤原紀香路線まっしぐら」としている。

しかし、そもそも心理学を刑事もののストーリーで解釈させるという、とても品があるとは言えない安直な組み合わせの脚本は、1話放送直後から「面白くない」という感想も集まっていた。その上、物語の軸となるアドラー心理学の解釈が間違っていたのならば、このドラマがこけた原因が香里奈にあるとは言えないのではないだろうか。

香里奈は決して演技が上手い女優ではないが、人の目を引く華やかさと、見る者をストーリーに入りこませるだけの力は持っている。スキャンダルはあったものの、決して視聴者から嫌われているような女優ではない。ガールズちゃんねるには香里奈へのこのような評価に対して、むしろ香里奈を擁護する声が多く集まっていた。

「『嫌われる勇気大爆死』って、そもそもドラマ「嫌われる勇気」の内容が、アドラーの説く心理とは全く違ったものだったってことも原因だと思うけど」

「明らかに内容良くて俳優の演技力が酷すぎるっていうならわかるけど、このドラマそのものがつまらないじゃん。香里奈のせいにするのは可哀想」

「確かに視聴率は大爆死かもしれないけどこのドラマはよかったよ。最後までドキドキハラハラしたし主人公のキャラクターが香里奈に合ってたよ」

「女優のせいにするなよ。アドラーをわかってないうえにつまんない脚本だったからってのが大きいでしょ」

「私は恋愛ドラマの香里奈は受け付けないんだけど、こういうクールなバリキャリの役は背が高くて声の低いこの人に合ってると思った。ほぼすっぴんでカッコイイ役できる人はなかなかいないよ。滑舌と演技力を磨いて頑張って欲しい。今期のドラマのような香里奈なら私は今後も観るよ」

ドラマの視聴率が低い原因をすべて主演役者になすりつけるような風潮に、ネット女子たちもいい加減飽き飽きしているようだ。

藤原紀香との比較?「ピンとこない」の声

また、藤原紀香と香里奈の女優性を同一視する意見を疑問視する声も多くあった。

「藤原紀香の主演したタイトル答えられないよ。香里奈のは答えられるけど。後フジだし何でもかんでも香里奈が責められるのかわいそう」

「『だいすき』とか、『私が恋愛できない理由』とか パッと思いつくけどなぁ」

「香里奈は月9で一応16%とったやん。ミタが注目されて地味扱いだけど、月9が5作品ぶりに15%越えした。藤原紀香は当時の連ドラの全盛期で15%越えがないから代表作ないって言われてる。だけど爆死もしてないんだよね」

確かに初主演ドラマ『だいすき!!』(TBS系)をはじめ、他にも香里奈の主演ドラマは容易に浮かんでくる。「代表作がない」というのはいささか言いすぎではないだろうか。

今回は残念な結果に終わってしまったものの、香里奈はまだまだ伸びしろのある女優。演技力を磨き、今後も活躍していってほしい。

 

福田綾子(ふくだあやこ)

フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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