SHELLY、苦しいつわりも仕事休まず「男性への誤解が広まる」と懸念の声続出

『女性自身』（光文社）が7日、現在妊娠4ヶ月のSHELLY（33）がつわりに苦しみながらも、仕事を行っている様子を報じた。

8月21日に『結婚したら人生激変！○○の妻たち』（TBSテレビ系）の収録中、つわりで耐えられず、いったん現場を抜けたという。

しかし5分も経たず現場に戻り「もう大丈夫です！」と答えて収録を乗り切り、スタッフや出演者も気丈に働く様子に驚いていたという。

SHELLYは出産ギリギリまで仕事を続けたいと希望しているそうである。

つわりへの誤解が広まる？

今回の行動について、苦しいながらも仕事をやり切ったプロフェッショナルだと称賛する意見もある一方で、女性向けネット掲示板「ガールズちゃんねる」では、男性の間である誤解が広まるのではないかという意見が多く集まっている。

「この記事読んで『悪阻でも根性で乗り切れる。仕事なんだから……』って勘違いする人がいなきゃいいな。悪阻の重さって人それぞれだし」

「ほんっとに辛い人って目眩もあるし立ってられないほどだから、つわり＝根性出せば我慢できるものだと勘違いしないでほしいです」

「たとえ症状によって根性で乗り切れるのだとしても、無理してもっと辛くなったり大量出血したり、それこそ入院になることもあるわけで、無理しないでほしい」

世間一般で産休前に仕事をしている女性に対し、「つわりによる苦しみは大したことがない。SHELLYも5分で仕事に復帰できたのだから」と男性が受け取るのではないかという懸念である。

つわりは人により楽だったり、かなりつらかったりするため、一律には言えない苦しさがある。

出産準備＝降板が問題か

また、第一子がまだ幼い状態で仕事をすることや、母体に危険が及ぶので仕事を辞めた方が良いという意見も多い。

「トラブルがあって後悔することにならないよう仕事も調整して欲しいと老婆心ながら思う」

「体調優先でしょ！衣装も考えて！あんなにタイトな衣装だと余計につわりもキツくなるんじゃないの？」

「子どもにとってのママは代わりいないから、甘えられる期間はたっぷり母の愛情注いであげて欲しい」

多くの危険の声があるにもかかわらず、出産ギリギリまで仕事をしたり、出産後すぐに復帰を強行するには理由があると思われる。

第一子の産休の際、『今夜くらべてみました』（日本テレビ系）のMCが指原莉乃（24）に代わった。
SHELLYが復帰した際、指原の降板はなく2人ともMCとして出演しているが、指原の方が目立っている状態である。

『未来世紀ジパング～沸騰現場の経済学～』（テレビ東京系）や『ヒルナンデス！』（日本テレビ系）は出産後に復帰できたが、ラジオ番組『SHELLY GO ROUND』（ニッポン放送）は産休がきっかけで番組が終了してしまった。

多くの番組では出産になるとそのまま番組を降板させられるケースが多く、かつて膳場貴子キャスター（42）が産休になった時『NEWS23』（TBSテレビ系）はそのまま降板させられている。

3ヶ月テレビに出ないと忘れられてしまうと言われるほど、芸能界は厳しいとされるが、テレビ番組も多くの一般企業と同様、出産後も復帰できるようにするべきではないだろうか。

 

真島リカ（まじまりか）

ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。