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何度目?TBS音楽番組ひっそりスタートで中居君はタモリの座を狙う

歌は世につれ、世は歌につれという言葉がある通り、これまでに数々の音楽番組が誕生した。70年代~80年代に人気があったのは「夜のヒットスタジオ」(フジテレビ系)や「ザ・ベストテン」(TBS系)。

90年代になると、ダウンタウン司会の「HEY!HEY!HEY!」(フジテレビ系)やとんねるずの石橋貴明とSMA

の中居正広が司会の「うたばん」(TBS系)、爆笑問題が司会の「ポップジャム」(NHK総合)など、音楽と笑いをミックスした音楽番組が目立っていた。

「叩かれるのが嫌」ツッコミ型音楽番組減少のウラに歌手の不満

「HEY!HEY!HEY!」や「うたばん」は、売れっ子お笑い芸人を司会に起用したこともあり、出演者とのトークにツッコミが満載で笑いがたくさんあった。

芸人と自分の好きなアーティストの掛け合いを見たいと思う視聴者が多かった反面、度を超えたツッコミに違和感を覚える視聴者も増加。出演アーティストにとってもお気に召さないポイントが幾つかあったようだ。

「純粋に音楽の話がしたいのに、キャラクターをいじられすぎて話ができなかった」(男性ベーシスト)
「ツッコミで叩かれまくるのが嫌なので出演したくなかった」(男性ヴォーカリスト)
「アーティストイメージを壊したくなかった」(女性ヴォーカリスト)

お笑い芸人は体を張って笑いをとることが仕事。立派なお勤めだ。日頃、面白いと思うことであっても、視聴者は自分の大好きなアーティストが“いじめられる(いじられる)”のを嫌がることもある。

ブレのない穏やかなタモリ「Mステ」は業界内でも好感度大

1986年からスタートしたタモリ司会の生放送番組「ミュージックステーション」(テレビ朝日系列)は、もうすぐ30周年を迎える長寿番組だ。タモリのトークはツッコミ型ではなく、相手と肩を並べて話を引き出すスタイルで、「夜のヒットスタジオ」や「ザ・ベストテン」の雰囲気と似ている。

「出演者の個性も引き出しつつ、純粋に音楽を楽しめる番組」(女性視聴者/35歳)
「『ミュージックステーション』に出演すると数字が伸びる」(音楽関係者)

最近では、サカナクションや9mm

arabellum Bulletなど、ロック系バンドの出演も増え、新しい層の視聴者を獲得。また、GREEN DAYやLADY GAGAなど、海外の大物アーティストがゲストに出演することも魅力の1つだ。

中居の新音楽番組「Sound Room」は「うたばん」を超えられるか

気になるのは今月11日よりスタートした音楽番組「Sound Room」(TBS系列)。中居正広とリリー・フランキーが司会に抜擢された。

中居正広は、「うたばん」「ザ・ミュージックアワー」「カミスン!」「火曜曲!」など、TBS系列の音楽番組で司会を多く経験しているが、「うたばん」以外の3番組は、いずれも半年~1年半で放送終了という残念な結果だった。

ただ、タモリと石橋貴明、タイプの異なる司会者とコンビを組める中居正広の司会力は、まだまだ未知数。「笑っていいとも!」の後番組で“タモリの後継者は中居正広!”と噂されているだけに、音楽番組でも長寿番組「ミュージックステーション」の司会を務めるタモリに追いつけるのか気になるところだ。

編集部
編集部

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