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「怒らせたら怖い人」は、怒らなくていい?!「怒らない人」のススメ

いつものほほん、怒ったところを見たことがないといわれるK子。リーダー的なポジションではないのに、よくよく見ると彼女を中心にグループがまとまっているよう。意見が割れてもケンカにならないK子から、そのコミュニケーション術を学ぶ。

影のボスはK子?!

「怒らない人」というとなんとなく癒し系で大人しそうな人を思い浮かべるかもしれない。

しかし、K子は癒し系でも大人しくもない。

のほほんとしていてもマイペースで個性的、そしてどちらかといえばグループにあまり属さないほうである。

グループ内の微妙な対立や特定のメンバーに対する不満など、彼女が笑顔でさらっと一言言えばそれで丸く収まってしまうのだ。

本人は気づいていないようだが、一言で周りを黙らせるその発言力……。「怒らせたら怖い」と思われて然りだろう。

怒らない人は、人を怒らせない

それを可能にしているのがK子の立ち位置。 彼女はいわばグループに対して一歩引いた立ち位置で動ける人間であり、そのせいか空気の調整に長けている

だれに対しても中立、さらにわだかまりが残らないようにさりげなくグループ内の人間関係を取り持つことも忘れない。

彼女は自分が怒らない以前に、周りの人間が衝突しないようによく気を配っているのである。

そういった人は自然と頼られるようになるし、「この人と仲良くしていれば安心」と思われる。

そのため「この人に嫌われたら怖い」→「この人に怒られたくない」という認識を持たれるようになるのだ。

「怒らない人」になるには?

・相手の話をよく聞く

聞いているように見える、でもOK。要は相手が「話を聞いてくれている」と思えればいい。

・基本姿勢は攻めより「受け」

常に強い自己主張はいらない。しかし意見を違えたときはきっぱりと伝えよう。

・対立を必要以上に恐れない

たとえ相手が上司であっても「自分はこう思う」という意見は伝えたほうが○。 意見を伝える人は「考えていることが見える」と思われるので、そのぶん信頼を得やすい。

ただ、伝え方にだけ注意だ。あまり強く言い過ぎないように。

それでも怒ることは……ある!

周りが「怒らせたくない」と思うがゆえ、怒ったところを見られないK子。 筆者も彼女がちょっと機嫌が悪い姿くらいは見たことがあるが、本当に怒ることはないのだろうか?

彼女に聞いてみるとさすがに「ある」とのこと。表に出ることは稀だが、腹が立つくらいなら日常にあるらしい。

「そんなときは、表に出す前に一呼吸。できれば深呼吸をします。

そうやってタイミングをちょっとずらすだけで、表に出して怒るほどでもなかったなーと思えることがほとんど

さらりとそう答えた彼女。 「影のボス」はダテじゃないと妙に納得した筆者であった。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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