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肌の保水力をアップさせる成分「ヒアルロン酸」を効果的に摂るには?

2時間目:シワやほうれいせんを防ぐ「ヒアルロン酸」ってどんな成分なの?

「ヒアルロン酸」って何?

ヒアルロン酸は皮膚や関節、目の中など体内のあちこちに存在し、細胞と細胞の間でクッションのような役割を果たすだけでなく、その中の水分が逃げないよう保ってくれている成分です。

ヒアルロン酸の多い肌は水分をしっかり含んでいるので皮膚の表面がしっとりして見えます。医薬品として、軟骨保護や白内障の治療にも使われている成分なんですよ。

「ヒアルロン酸」を含む食べ物

鳥皮、手羽先、手羽元、鶏のトサカ、動物の軟骨、豚足、ミミガー(豚の耳)、魚の目玉、うなぎ、フカヒレ、さけ、かれい、山芋、里芋等です。

「ヒアルロン酸」の上手な摂り方

ヒアルロン酸は上記のような食物から、食事で摂取することが可能です。しかしコラーゲンと違い熱に弱いため、食品から大量に摂取することは難しいとされています。

またヒアルロン酸の美容注射は、その場でシワが薄くなるなどの効果が見込めるのですが、2カ月ほどで体に吸収されると言われているため、お財布には厳しいという欠点が。

やはり今のところ、自分の体内でヒアルロン酸を合成する方法が一番です。それには“バランスのよい食事”、これしかないようです。

体内のヒアルロン酸の濃度は40歳後半からどんどん減少していきます。ヒアルロン酸が減少すると、シワやたるみの原因となるので、美肌を保つには上手に補給していきたいところですね。

~美魔女のささやき~

ここで豆知識。「コラーゲンとヒアルロン酸の関係」についてご説明しましょう。

どちらも美容に欠かせない成分とされるコラーゲンとヒアルロン酸ですが、成り立ちは異なります。コラーゲンはたんぱく質の一種ですが、ヒアルロン酸はムコ多糖類の一種。つまり糖類なんです。

ヒアルロン酸は保水力が強く、1gにつき6リットルもの水分を吸収すると言われています。この保水力により、肌をみずみずしく保つ働きをするんですね。

2つの成分の関係性は、「コラーゲンが細胞同士の結合を保ち、ヒアルロン酸が保湿する」と考えるとわかりやすいと思います。

ということは、コラーゲンとヒアルロン酸は、密接な関わりがあると言えますね。

体内のコラーゲンが不足すると、いくらヒアルロン酸を摂ってもヒアルロン酸が留まる場所がありません。ですから、ヒアルロン酸を摂るときは、コラーゲンも一緒に摂取した方が良いと言われています。

岡野ユミ

「食べ痩せダイエット」の第一人者。「食べてきれいに痩せてリバウンドしない」をテーマに、若い女性から経営者まで広く自己管理ができるダイエットを指導。
栄養士、肥満予防健康管理士上級講師、ダイエットアドバイザー、美肌マイスターとして多くのセミナー、講座を各地で行う。ダイエット食品・サプリメント開発のアドバイザーとしても活躍。「週刊文春」等雑誌・ラジオなどメディア出演、連載多数。株式会社アリオール代表

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