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海外アラサー女子クローズアップ「インドネシアで働くアラサー女子」

女子が仕事をする場所は日本国内にとどまらない。世界で飛び出して働いている女子もいる。

今回は、前回に引き続きインドネシアで働く田中優未さん(36歳)に話を聞いてみた。

「アジアなら中国より、今後はジャカルタだよ!」という言葉にぽかーん

数年前、世の中が中国進出ブームで賑わっていた頃。ロスで貿易会社を経営している知人が、いや、アジアなら中国より今後はジャカルタだよ!と目を見開いて熱く語ってくれたんです。

えージャカルタ、、どこどこ?電気通ってる?木の上で生活してるところだよね!??

本当に失礼なことですが、それが最初のイメージでした。ごめんなさい。恥ずかしながらバリと同じ国だということすら知りませんでした。

海外で働くなら、、シンガポール、ベトナム、または欧州、、ぶっちゃけどこでもいいと思っていた私には何がそんなに熱いのか、本当に興味深い話でした。

経済発展中のインドネシアでバブルを体験できる……かも!?

インドネシアは人口世界第4位。政府ですら幾つあるのか正確に把握できていない多くの島々に囲まれ、石油や石炭などの天然資源も豊富。経済の発展に伴ってその膨大な人口の個人消費も拡大中で、ビジネスチャンスも増えてきているといいます。

「今は車やバイクとか、製造業がメイン産業だけど、今後はレストラン等のサービス産業もどんどん参入してくるだろうね。それにお金持ちのスケールが半端ない。平日はジャカルタで働いて、週末は海外在住。プライベートジェットなんか持ってる人も沢山いるし。まさにバブルだよ。」と先の知人が言うんです。

バブル崩壊後社会人になった私世代。超氷河期世代のはしりと言われ、世の中がなんだかずっと冷えてた日本。こんな世の中を元気に、明るくするためには自分も熱いバブルを体験してテンション上げていく必要があるのではないか。

そこから得た体験、国内に居ては見えない「何か」を日本の仲間たちの為にフィードバックしたい。そしてあわよくば、お金持ちの御曹司と出会っちゃったりして。。。「きゃー。これは行ってみるしかない!」そう思ったんです。

インドネシア・ビザの問題をどう乗り切るか?

ただし、海外で生活する上で常に付きまとう問題。ビザですね。ビザが無ければ入国できません。インドネシアで生活するためには以下6つの条件のどれかに該当している必要があります。

1:学校に通い学生/ソーシャルビザを取得する
2:インドネシア人と結婚して配偶者となる
3:現地駐在日本人と結婚する
4:現地で会社を作る
5:現地の会社に雇用され、ビジネスビザを発行してもらう
6:日本の会社に採用され駐在員としてインドネシアに派遣される

1、インドネシア語や文化、歴史を学びたい人には最適のビザ。しかし今から大学に通いたいわけではない。2、インドネシア人と結婚。行く前から結婚できない。3、現地駐在日本人、知らない。3、現地で会社設立、将来的にやりたいけれど現段階では現実的ではない。

すぐに行ける手段として4か5の会社を探してみることにしたんです。そこからインドネシアというキーワードに常にアンテナを張り巡らす様にしました。

「行きたい」と思った瞬間に舞い込んできたお誘い

そうしたら、「インドネシアでの仕事の募集あるよ。担当者と会っててみる?」という話がほぼ同じタイミングで舞い込んできたんです。

もちろん即、伺いました。偶然にも、担当の方は同じ高校出身者!すぐに意気投合です。

「じゃあ一度インドネシアへ来てみて、住めそうだったら是非お願いします。」と、その日に良い返事をいただけました。

とはいえまだ迷いがあった頃、インドネシア人の友人が背中を押す様に「ジャカルタに行くんだったらうちにホームステイしていいよ!家族も喜んでるし。」と言ってくれたんです。

彼女はなんとインドネシア内閣官房長官一族のお嬢様。これはもう行くしかないですよね。

決めた時は35歳でしたが、もう遅いという感覚はありませんでした。Noting is too late to startです。何かを始めるのに遅いという事はありません。

遅いと嘆く時間の方がもったいない。結婚のことも心配されましたが、日本にいたって出会いがないと嘆く人は沢山いる。どこにいたって運命の人に出会うときは出会うんだ。気に入らなかったらすぐ帰ってくればいい。というわけで、あっという間に決まっていました。

ご縁というか運がよかったと言うか、やりたいと強く思っていれば自然と実現する方向にことが動くものだなと思いました。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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