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本当にハマる?三十路を迎えたアラサー女子が初めてホストクラブに行ってみた

女性に夢を与える店・ホストクラブ。行ってみようとは思わないまでも、どんな感じなのだろうと思っている女子は多いだろう。そんな人たちのために、三十路を迎えた女子2人が初めてのホストクラブに潜入してみた。

ちなみに2人とも、ホスト系の男は苦手である。

まずはお店選び……初めてならば「初回料金」で安く遊べる!

筆者が挑んだのはホストの激戦区、新宿・歌舞伎町。なにせ初めてなので、歌舞伎町難民にならないように、事前にネットでアタリを付けて行った。すると路上には「ホストどうですか~」と紹介所の人がちらほら立っている。「初めてなんですけど」と気軽に相談すれば、予算に応じてお店を紹介してくれた。

ホストクラブの料金には、初回料金と通常料金がある。初回、つまりその店に行くのが初めてならば、3,000~5,000円程度で遊べる。想像よりも安くて意外!

この日訪れたのは初回90分3,000円というお店。90分間、焼酎およびソフトドリンクが飲み放題で3,000円ポッキリだ(ちなみに初回は指名不可)。私たちは紹介された店へ行くことにした。

ド派手スーツに金髪!さっそくホストたちの登場

店に入ると、壁には大きなホストの顔写真が並ぶ。きらびやかな電飾などの装飾に「いよいよホストクラブに来たんだな!」と緊張が高まる筆者。入口で身分証の確認が終わると、いよいよド派手なソファ席へ。一体どんな人が来るのかドキドキは最高潮に。

とはいえ、テレビのドキュメンタリーでは時折「ホストにハマった女性」の特集が組まれ、何百万単位で貢いだり、借金を抱えて風俗で働くなど、ホストにハマった女性の恐ろしい現実を目にする時がある。

「絶対ハマっちゃダメ!」と心を強固にしていると、「失礼しますっ!」とさっそくホストたちが登場!ゾロゾロと5人のホストが席に。派手なスーツに金髪、清潔感あふれる黒髪短髪もいる。そして見事、イケメン揃いである。

イケメンに囲まれ、大当たりの合コン状態

礼儀正しく紳士的なホスト達。おしぼりをへへーっと掲げるように渡し、手際よく水割りを作る。「いただきますっ!」と全員で乾杯。グラスの位置がこれでもかというほど低いっ!(ちなみにホストたちのドリンク代は料金に含まれている)

乾杯が終わると、1人1人名刺を渡してくれる。カードダスのようなキラキラした名刺をもの珍しそうに見ていると「肌白いネ……」と三十路の筆者にお褒めの言葉が!

すっかり気をよくした筆者。ホスト達、さすがプロ。話を聞き出すのがうまいし、とにかくチヤホヤしてくる。同行した女子は「大当たりの合コンに来たよう」とも表現。

接客も素晴らしく、水割りは知らない間につがれているし、トイレに行きたいと言えばササッとご案内。用を済ませると、おしぼりをもったホストが「おかえり♪」とお出迎え。何から何まで至れり尽くせりである。

ホストのタイプは多種多様!

お店には実に色んなタイプのホストがいる。王子様系、チャラい系、お笑い系、ぽっちゃり、硬派、ジャニーズ、EXILE、若手、オジサマなどなど。どんな人でもお気に入りは見つけられるはず。

筆者たちの席には、90分の間、全部で15人のホストが席についた。彼らはどんな話でも聞いてくれ、とっても気持ち良くお酒が飲める。いつの間にか警戒心が解かれている自分に気が付き、ハマる女性の気持ちもわかる、わかる。

とはいえホストも客商売。お金をたくさん落としてくれる「太客」を常に探している。客層は、筆者たちのような昼に働いている人は少なく、水商売など夜の仕事をするお姉様たちが多いようだ。

ホストは時々「この女はどんだけ金を持っているのか?」とやんわり探りを入れてくる。同行した女子が「目黒で15万円の部屋に住んでいる」と言うやいなや、ホスト達が「え!そうなの?」と目の色を変える場面も。分かりやすいロックオンに、ちょっと笑った。ホスト達、さすがの商魂である。

お見送りでは甘~いモーションをかけてくる!

90分はあっという間だった。お会計は本当に3,000円ポッキリ。高いと思っていたホストクラブも、最初はハードルが低い。しかしながら次回以降は1万円、プラス指名料が3,000円かかるとのこと。これは高い!

最後は、店の外までお見送りしてくれるホストを1人ずつ指名できる。筆者は甘くて紳士的な王子様系ホストを指名。普段は真逆のタイプが好みな筆者、王子様を選ぶとは自分でもオドロキである。ホストのマジックにかかったようだ。

再度王子が登場すると「覚えててくれたの~?ありがとう~うれしい~」と甘い声を出してすり寄ってくる。次回来店・指名をゲットするために一気にモーションをかけているようだ。しかし、嫌な気は全くしない(笑)。

店を出た後もラブラブ営業メールが!?

連絡先を交換し(今どきはLINEが主流)、「ちゃんと帰れる?心配だから帰り着いたらメールしてね」と店の外で名残惜しそうに見送ってくれた。さっきは時間が来たら、あっさりいなくなったくせにッ!

家に帰ると王子より「今日は楽しかったです。またゆっくり飲みたいな」とメールが。特に返していなくても、「元気してますか?いつでも連絡してね」など、しつこくない程度にメールが来るように。

営業メールなので基本無視してOKなのだが、思わず返信したくなるような丁度良い距離の取り方。さすがである。しかし、次に会うには1万円と、高い!そんなに払わないと王子に会えないのかとなると、変に寂しくなる筆者であった。

こんな感じで筆者のホストクラブ初体験は終わった。非日常なお姫様気分が味わえるホストクラブ。せっかくなので女子のうちに一度くらいは体験を。ただし、ハマり症や極度の寂しがり屋の方はご注意を!

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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