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あなたの日常丸わかりですから!SNSへの写真投稿のマナーとは

SNS写真投稿マナー

SNSは現在では欠かすことの出来ないコミュニケーションツールです。女子会などの写真を簡単にアップ・シェアすることもできる楽しいツールですが、実は気軽なだけにうっかり陥りやすい落とし穴があります。

最近は、特に写真アップに絡んだトラブルが急増しているので、SNSへの写真アップのマナーについては一通り知っておくべきです。

「勝手に載せないで!」他の人が写っている時には注意する

自分以外の誰かの写真をアップするときには注意が必要です。人にはそれぞれ事情があり、誰もがネットに顔を公開されることをいいと思っているわけではないのです。

法律的にもプライバシーや名誉を守るために「自分の姿をむやみやたらに公開されない権利」というものが存在しています。付き合いの長い友だちなら個人のやり取りで解決しますが、友だちの友だちなど顔見知り程度の人が写っている場合は注意してください。

もし写真のアップを快く思っていない人がいれば、場合によっては肖像権の侵害として訴えられる可能性もあります。

また「閲覧制限をしているから大丈夫」と言う考え方は危険です。SNSには、閲覧者を限定できるものと、できないものがあります。

しかし、たとえ閲覧者を限定していても、その写真を閲覧可能な誰かに転載されてしまう可能性が消えたわけではなく、転載されてしまうとネット上に拡散された情報は自分の意思で消すことができなくなります。

「行動が筒抜け!?」位置情報に気をつける

最近のスマートフォンやデジタルカメラには、位置情報を一緒に記録する機能がついています。これが犯罪に利用されるケースがあるのです。

2012年に起きたストーカー殺人事件では、犯人は女性被害者の投稿写真についている位置情報から、その女性の住所を特定したことがわかっています。プライバシーに配慮した写真を撮影していても、位置情報が丸わかりでは意味がありません。

SNSによっては、投稿の際に写真の位置情報を自動的に消してくれるところもありますが、消してくれないSNSもありますので注意が必要です。また、子供の写真などは背景に映る教室や校舎、園庭などから場所が特定できることもあります。

もちろん自宅の写真や自宅周辺の写真からでも、見えるビルや建物からかなりの精度で場所を特定できてしまいます。同じように、車のフロントガラス、窓ガラスの写りこみなどから個人の特定につながる恐れがあります。

「画質が良すぎて細部まで見えちゃう」写真の落とし穴

最近のスマートフォンはとても画質がよくなりました。しかし、スマホの画面で見るSNSは小さく、アップされた写真も小さめになります。

しかし、小さいから、暗いから見えないだろうと思うのは早合点です。実は、スマホでは細部までよく見えない写真でも、パソコンで写真を拡大すると細部までよく見えることあるのです。

実際に、スタッフが撮影した人気アイドルグループの楽屋での集合写真で、後ろの壁の貼り紙の文字を拡大することで「プレゼントは処分します。置いてある物は各自で処理してください」とはっきり読めてしまい、ファンをがっかりさせたという事例があります。

確認する画面が小さいから気づかないだけで、個人情報が写りこんでいる可能性があるのです。

ですから、個人情報が写りこんでいる部分はモザイクをかける、色で塗りつぶすなどの対策をしましょう。

SNSに写真をアップする際には、最低限のマナーはもちろん、情報漏洩に絡んだトラブルが起こり得ることを頭に置いておきましょう。コミュニケーションツールがトラブルの元となり、人間関係が壊れるようでは本末転倒です。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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