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尾行体験もできちゃう!?全貌が謎すぎる「探偵学校」に行ってみた

「探偵」と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか?

探偵が主人公になった映画やドラマはたくさんあるけど、身近なところで“本物の探偵”をみたことがない!いったい、探偵ってどんな人がやってるの?どんな仕事をするの?

子供の頃にテレビで「名探偵コナン」を見て、探偵に漠然とした憧れを持っていた筆者は、それらの疑問を解決すべく、探偵学校へ飛び込み調査をすることにした。

気になる!探偵学校ってどんなところ……?

講座の開催場所は、都内の某会議室。会場に着くと、スーツをきた中年男性2人(現役の探偵)とアラフォー女性(探偵講座受講生)が笑顔で迎え入れてくれた。

いったいどんな人が探偵を目指してやってくるんだろう……とドキドキして待っていたが、平日の午前中に体験に行ったということもあり、見学者は筆者だけ。3人のオトナに囲まれ、変な勧誘をされたらどうしよう……と不安になりながらも、授業はスタートした。

最初の1時間は、「探偵教本」という資料を片手に座学。探偵とはどんな職業なのか、仕事の魅力について説明を受けた。

探偵の仕事について質問をしてみると、依頼案件は主に下記の5つに分類できるとのこと。

1.行動調査(浮気、取引先や会社を辞めた人の行動を調査する)
2.行方調査(初恋の人を探す、金銭トラブル、家出などの人探し)
3.人物調査(結婚相手の素性調査)
4.盗聴調査
5.ストーカー調査

1~3の依頼が最も多く、業務のほとんどが尾行。「尾行」は探偵に必須のスキルらしく、できるだけ目立たないで、地味で地道な行動をとれる人が向いているのだとか。

実際、探偵講座の講師の方も、見た目はとても地味で、新橋のガード下で安い酒を飲んでいる「くたびれたサラリーマン」という感じだった。

生まれて初めて“尾行体験”

講座の後半は、尾行体験。現役の講座受講生(アラフォーのお姉さん)とともに、20分間、講師を尾行するという課題で、オフィス街を歩きまわった。

まっすぐな道ではある程度距離を保ち、対象が角を曲がりそうな時は、ちょっと近づいたりする。離れすぎても、信号などで足止めを食らったり、角を曲がって見失う恐れがあるので、大きく距離を取ればいいというわけではない。微妙なさじ加減が必要だ。

「今日で尾行3回目なんですよね~なかなか慣れなくって~」と話すお姉さんは、訓練中も、電柱に身をひそめたり、携帯を眺めて平然を装ったり……もう気分はすっかり探偵モード。

その横で筆者は、なかなか恥じらいを捨てきれず、憧れの探偵に100%なりきることはできないまま、あっけなく終了してしまった。実際の尾行では、写真やビデオカメラなどを用いて、ホテルに入る現場などを押さえたりするようだ。

探偵は副業にもぴったり?!

現在、日本で探偵をしているのは、男性がメインだが、結婚して主婦をやりながら、副業で探偵を始める女性も増えてきているのだそう。

報酬は浮気などの行動調査で、1時間1.5万~2万円が相場らしく、独立開業をした場合には、月に100万円近く稼ぐ人も珍しくないのだとか。

筆者が講座で一緒になったアラフォーのお姉さんも「先月まで出版社に勤めていたけど、そろそろ自分で何かを始めたいなぁと思って、学校に通ってるの」と話していた。

恋愛や家族とのトラブルで困っている人を救うのが探偵の仕事。この春転職を目指している方は、選択肢の1つとして検討してみてはいかがだろうか。

写真:Freedigitalphotos.net

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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