ナニワ娘の婚活奮闘記vol.12～回転寿司形式はもうイヤ！～

どうも、西園寺愛です。ナニワの女・三十路の独身。物覚えがあまり良くなく、婚活イベントでは誰ひとりとして覚えていないこともザラです……。

この前、神戸市内で行われた婚活イベントに参加してきました。そのイベントでは男女が向かい合わせに座り3分間会話するというもの。3分を経過すると男性がひとつ隣のイスに移動するという回転寿司形式です。

こういう婚活イベントではありがちですが、さすがに3分って早すぎやろ！

とは思いつつ、20人近い男女が全員と会話するとなると、3分だけでも60分かかります。全員と会話したいなら、3分で我慢するしかないんや……。

さて、3分間の交流が始まる前に、まずはプロフィールシートを記入します。名前、年齢、住んでいる地域、趣味など、一目見れば相手のことがわかるもの。これを読むことで会話もスムーズになるのです。

プロフィールシートを書き終われば、いよいよ交流タイム。自分をしっかりとアピールしながらも、相手のことを探ります。

……しかし、どの男性もいまいちピンと来ず。そもそも条件が悪すぎます。

まず、全体的に年収が低すぎる！年収400万円を超えている人がほぼいない。そして、見た目が悪い。よれよれシャツに猫背の、いかにも「くたびれたおっさん」みたいな雰囲気だったり、ブサイクだったり。あと、みんなプロフィールが無難すぎる！趣味：ドライブ、一言コメント：宜しくお願いします、じゃあ、食いつきどころがないやんけ！

せっかく婚活イベントに来たのだから、できるだけ条件のいい男性と出会いたいのに！

そんなことを考えながら30分が過ぎたころ……来ました。条件のいい男性。プロフィールシートによると、年齢34歳、年収500万円。なかなかいい。顔も悪くない！さぁ、気合いを入れて話そうじゃないですか！

相手のプロフィールシートを読みながら会話のきっかけを探していると、「西園寺さんってマンガが好きなんですね？」と、彼の方から逆に話題を振ってくれました（こういうイベントでは、話を振ってくれない人も多い）。よし、コミュニケーション能力も問題なし！ちゃんとリードもしてくれる！

って、あれ……？？？私、別にマンガは好きやないで？いや、たまには読むけど。そもそもプロフィールシートにそんなことは書いてへんし……。

ど、どうしよう……。

テンパる西園寺をよそに、相手はマンガが好きなようで、どんどんマンガの話を展開していきます。西園寺は『東京タラレバ娘』や『逃げるは恥だが役に立つ』みたいなドラマ化されたマンガなら多少わかりますが、基本的に詳しくありません。

「僕、『君と僕。』は読んだことがないのですが、どんな話なんですか？」

相手の質問にハッとしました。『君と僕。』私もどんなマンガか知りませんが、西園寺は確かにプロフィールシートに『君と僕』という単語を書きました！

趣味の欄に、大好きな安田くん（関ジャニ∞）のソロ曲『君と僕』をね！！！！！

どうやら相手は、安田くんのソロ曲『君と僕』をマンガ『君と僕。』だと勘違いしたようです。安田くんのソロ曲って書いてあるのに！っていうか趣味は音楽鑑賞って書いてあるのに！

会話の制限時間は3分間。かなり焦ります。焦ったがゆえに、相手はプロフィールシートをしっかり読めなかったのでしょう。

焦る気持ちはわかります。でも、プロフィールシートはちゃんと読んでいただきたい！だって、誤解を解いてる時間が勿体ないじゃない！

結局、西園寺の受け答えがしどろもどろすぎてマッチングは果たされず……。いいんだ。こんな自分の話に夢中で、相手の心の声を汲み取れない人なんて、付き合わなくて正解や……。

西園寺はプロフィールシートをちゃんと読んでくれる男性を選びたい……そう思いつつ、まぎらわしいものを書くべきではなかったと反省しました。これからは誰が見ても理解できそうな単語を書いていきたいです（涙）