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等身大アラサー女子のリアルに共感!『ブロークン・イングリッシュ』DVD

あらすじ

主人公はニューヨークに住む独身女性のノラ。親友は自分が紹介した男性と結婚し、周囲からは「結婚はまだ?」「彼氏はいないの?」とせっつかれる日々。

自分でも焦りを感じてはいるものの、なかなか恋愛は成就しない。

「もう恋愛なんていらない」と諦めかけていたときに、ある年下のフランス人男性ジュリアンと恋に落ちる。

「どうせまたうまく行かないんじゃないか」という不信感と、「この恋を信じたい」という希望の間で揺れ動くノラ。

フランスへ帰国したジュリアンを追って向かったパリでは、彼だけでなく自分自身をも探すことになる。

身につまされる女子の現実

決して派手なドラマやストーリー展開がある映画ではない。音楽も控えめで、ノラの日常や心の動きが淡々とつづられていく。

そんなありふれた日常の会話の中に、女子としては身につまされる現実や、共感を呼ぶ心情、悩みを打開するヒントなどが詰め込まれているのだ。

「今の女性って大変ね。チャンスも多いけど、選択肢が多すぎて選べない」

何もかもうまく行かず落ち込むノラに、母親がかける言葉。確かに現代の女性は、母親の年代に比べると自由度が高く、仕事や結婚、出産、離婚など、何に関しても女性にも選択肢がある。だからこそ迷ってしまうのだろう。

結婚や出産に対する世代間ギャップは、こういうところから生じているのかもしれない。

恋愛に対する不信と期待

「昨夜は楽しかったよ」(ジュリアン)
「本当に?セックスしてないのに?」(ノラ)
「もちろん。どうして?セックスなしだと嫌われてると思う?」(ジュリアン)

ジュリアンと出会った日、ノラのアパートで一緒に夜遅くまで過ごしたものの、酔っていたノラはそのまま寝てしまう。

翌朝、ジュリアンは帰っただろうと思っていたノラだが、ジュリアンはまだアパートに。そのまま二人は日中のデートに出かけ、カフェでこの会話が始まる。

男はみんな、恋愛よりセックスをしたいのだろうという不信感を抱いているノラにとっては、ジュリアンの純粋な言葉を信じていいものか、ますます混乱する。

「セックスだけで終わってしまう出会い」や「セックスから始まる恋」など、オトナの恋愛を経験している女子にとってもうなずける1シーン。

「意味のある関係なのかしら?」
「わからないよ。契約するわけじゃない。お互いに出会うだけ」

愛しているからこうして一緒にいるんだと言うジュリアンに対し、心もとない関係を不安がるノラ。女性は恋愛に約束や安心できる言葉を求めがちだが、男性はなかなかそれを言葉にはしない。

「私たちって付き合ってるの?」「これからどうするの?」という質問を投げたくなった覚えは誰しもあるはず。このもどかしさ、わかりますよね!?

まずは自分が変わること

「大抵の人は、一人になるのが嫌だから相手を見つける。でも中には、愛に魔法を求める人もいる。君はそういうタイプのようだね。
悪いことではないけれど、魔法はあまり起きないんだ。まず自分自身の中に、愛と幸せを見つけなければ」


パリのバーでノラが一人で飲んでいると、居合わせた中年のフランス人男性がノラに話しかける。ジュリアンを探しにパリに来たという話をするノラに、男性が語った言葉。

女性はしばしば、恋愛によって何かがドラマチックに変わることを望んでいるのかもしれない。それよりもまず、自分の気持ちや、愛すること・一緒にいることの幸福感を大切にすること。

まずは自分が変わることで、おのずと二人の関係や環境も変わってくるのだろう。

あなたの描く「ノラのこれから」とは?

こんな風に、ありふれた風景の中で交わされる一言二言にはっとさせられながら、物語は進んでいく。エンディングでは、「この先どうなるんだろう?」と、それぞれの想像力を働かせてほしい。

観る人の心の状態や価値観によって、さまざまなストーリーが出来上がるだろう。みんなで意見をシェアするにもぴったり。ホームパーティの上映会候補にぜひ!

恋愛観: ★★★★★(等身大女子のリアルな恋愛を描く)
人生観: ★★★★☆(恋愛を通して見る幸せに生きるヒント)
共感度: ★★★★★(誰しもが必ずひとつは見つかる「あるよね!こういうこと!」)
感動度: ★★★☆☆(大きな感動というより、静かにうなずく映画)

タイトル:ブロークン・イングリッシュ
出演:パーカー・ポージー, メルヴィル・プポー他
監督:ゾエ・カサヴェテス
時間:98 分

発売元:ファントム・フィルム
販売元:ポニーキャニオン
価格:¥3,990(税込)
コピーライト:©2007 HDNET FILMS LLC
発売日:発売中
DVD:ブロークン・イングリッシュ

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