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【毒舌独女】話題騒然!倖田來未の賛否両論カバーアルバム、大惨事PVを検証する!!

また、倖田來未がやらかしてくれた。

2013年2月27日発売のカバーアルバム『Color the Cover』の出来が凄まじい
のだ。

歌自体は下手で無い。

しかし、アレンジが迷走

何を思って、このアレンジにしたのか、三日三晩、問い詰めたくなる。

その代表格が、hideの遺作『ピンクスパイダー』だ。
原曲はバリバリのロックだったのが、何故かクラブミュージックに。

倖田來未の制作陣は、どういう意図を持ってアレンジをしたのだろう。

私は、作曲者、作詞者の思いや目的を読み取った上で、自分の意見や色を加えるのがカバーだと考えている。伝統芸能と同じ。

オリジナルを尊重しつつ、時代に合わせた必要なアレンジをして、良いものを後世に伝えていく。

これが、本来、芸能に携わる者、全ての命題だ。

良いものを「残す」予定で、作品を作る

この倖田版は、お金を回収したら「捨てる」つもりなのではないかと
邪推したくなる。

そもそも、倖田來未の魅力をも殺しているアレンジ。

彼女の最大の魅力であり武器は、愚直さだ。
エロでもカッコイイでも無い。

悲しくなる程、感情をストレートに表現してこそ、倖田來未の力が発揮される。

なのに、歌詞が聞き取りにくいピコピコ機械音に加工。
倖田來未である必要がない位に。

彼女を音の素材の一つとして楽しんでもらいたいなら、原曲を『ピンクスパイダー』にする必要はなかった。

『ピンクスパイダー』は歌詞がハッキリ聞き取れないと、素晴らしさが半減する。

あー、半減させなければ、ならなかったのかも。

この曲の

Vの監督は蜷川実花

安野モヨコ原作『さくらん』と岡崎京子原作『ヘルタースケルター』を安眠映画に仕立て上げた戦犯だ。

今回の

Vも、安野モヨコ原作の『バッファロー五人娘』をモチーフに、撮影をしている。

恐らく、また安眠映像。
こうなった時に、使用した楽曲がクソだったという逃げ道を用意しているのではないだろうか。

そんな穿った見方をしたくなる、倖田版『ピンクスパイダー』。
『Shake Hip!』も、同じような感じ。

現在視聴可能な曲は、イマイチばかり。

そんな中、意外と良かったのが、小沢健二『ラブリー』だ。

思わず笑顔になる、明るさと生命力があふれる作品に仕上がっている。

しかし、

Vが酷かった。
大惨事と評されて当然の映像。

道化師恐怖症の人の気持ちが、初めて判った。

子持ちの30女が、淡いオレンジ色に髪の毛を染め、ツインテール。
ヘアアクセはクマのぬいぐるみ。

可愛い恋の曲なのに、共演者の子ども達の前で魔法のステッキを振り回す謎演出。
当然、爪は通常通りの魔女ネイル。

何だか、殺人ピエロと呼ばれたシリアルキラー、ジョン・ゲイシーを模したものに見える。

そう考えると、『ラブリー』が可愛い恋を歌った曲に思えなくなった。
快楽殺人鬼の楽しい毎日という感じか。

小沢健二の嗜虐性をとことんクローズアップしたアレンジというコトかな。
彼、サディストっぽいもんね。

っつーか、何で、そんな曲の解釈になるねん!!



ここまで書くと、私は倖田來未を嫌いだと思われるかも知れない。

いいや、私は彼女が大好きだ

観察対象としてだけでなく、ちゃんと歌手として好きだ。

デビュー曲の『TAKE BACK』から応援している。

努力の人だということも知っている。

2010年発売のカバーアルバム『ETERNITY~Love & Songs~』は素晴らしかった。

だからこそ、今回のアルバムの迷走っぷりが残念でならないのだ。

この迷走は、産後のホルモンバランスの乱れが引き起こした、一時的なものだと信じたい。

一時的なものであってくれ。頼む。

旭堂花鱗

コラムニスト/コンテンツライター

広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。

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