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年下男子に癒される! メジャーデビューを控えた沖縄出身アーティスト「TWIN CROSS」を直撃

「セツナあたたかい」歌を届けてくれると話題の、沖縄発の男性二人組ユニット「TWIN CROSS」。

インディーズユニットとして、2010年の「auオキナワミュージック★グランプリ」でグランプリをとるなど、TWIN CROSSは沖縄を中心に人気を集めてきました。

その勢いは沖縄だけにとどまることなく、昨年11月に発売されたTWIN CROSSのシングル「ただいま」で、その名を全国にしらしめることに。

そして、今春ついにトイズファクトリーからTWIN CROSSがメジャーデビューを果たします。

USENインディーズ総合チャートで3週連続1位!

Twin CrossメンバーのDANとTOSHI

4月24日に発売されるTwin Crossのデビューシングルには、USENのインディーズ総合チャートで3週連続1位を記録した「ただいま」と、ファンからの高い人気を誇る「NAMIDA」のリメイク版といった、インディーズ時代の代表曲を両A面で収録。

さらにTwin Crossの新曲「Take It All」をカップリングに収めたダブルA面シングルと豪華な内容になっています。

「ただいま / NAMIDA」
Twin Cross

沖縄出身のDANとTOSHIの男性二人組ユニット「TWIN CROSS」。4月24日に発売されるシングル「ただいま / NAMIDA」で、トイズファクトリーからメジャーデビュー。


一緒にいると心を癒してくれそうな年下男子が、やさしく歌い上げる歌詞はせつなく、私たちを心地よく包み込んでくれます。

3月下旬からスタートした全国ツアー「TWIN CROSS DA LIVE TOUR 2013 “HOME”」も好調なTWIN CROSSのふたりに、ツアーの合間をぬって、これからの思いについて聞いてきました。

―メジャーデビュー、おめでとうございます。今回のデビューシングルには、多くの人の心を揺さぶった「ただいま」が収録されていますよね。あらためて、この曲に込めたメッセージというのは?


DAN(写真右):ありがとうございます。「ただいま」という言葉は、伝えるのが恥ずかしかったり、素直に言えなかったりするもの。でも、以前ツアーで何週間も帰れず「ただいま」と口にできなかったことに、すこし寂しさを感じた経験があって。「ただいま」と帰れる場所があるのは、すごく幸せなことなんだなと。そういう気持ちを込めて作りました。

TOSHI(写真左):曲ができた当初は、沖縄にいる僕らの家族や友だちに向けたものでしたが、いろんなところで歌う機会が増えてからは、全国各地で僕らのことを応援してくれる人たちに向けた「ただいま」の意味も込めて、歌うようになりました。

―今はほぼ東京にいらっしゃるそうで、なかなか「ただいま」って言えないですよね。

DAN:そうですね。やっぱり寂しさはあります。それでもなるべく時間をとって帰るようにしています。実は3日前くらいに沖縄からツアーに戻ったのですが、すでに地元に帰りたい気持ちになっていますね。ダメかな……(笑)。寂しいとき、TOSHIはどうしてる?

TOSHI:僕は気分転換も兼ねて、沖縄の歌を聴いてるよ。

DAN:それ、初めて聞いた(笑)!

―お二人はとても仲良しですよね。出会いは看護学校時代だそうですが、最初から意気投合していたんですか?

DAN:看護学校なので女の子が多く、同級生の男子は僕ら二人だけ。女の子に積極的に話しかけるのも恥ずかしかったので、必然的に男同士で話すようになったという感じです。

TOSHI:でもお互い、第一印象はあまり良くなくて。僕はDANのことをよく喋る活発な人だなと思っていました。逆に僕は人見知りするタイプなので、この人とは大丈夫なのかなと……。

DAN:逆に僕は僕で控えめなタイプのTOSHIを見て、この人とは合うのかなと不安でした。でも、いざ話をしてみると、まったく自分と性格が違ったので、むしろ意気投合したんです。

TOSHI:もちろん僕らは似ているところもあるのですが、似ていないところの方が多いように思います。それがちょうどいいバランスを保っています。似ているのは「ジブリ好き」なところくらいですかね。

―ふたりのタイプの違いは曲作りにも反映されていますか?

TOSHI:そうですね。

今回TWIN CROSSのデビューシングルに収録されている「NAMIDA」という曲は、2〜3年前にDANと「泣くこと」について話しているときに生まれた曲なんです。

DANは嬉しくても悲しくても怒っても素直に泣いちゃうタイプで、逆に僕は泣くのを我慢するタイプなんです。

DAN:当時「男だし、すぐに泣くのはやめた方がいいかな?」とTOSHIに聞いたら、そんなことはないよと言われて、そこでまた泣いたのを覚えています(笑)。
許容されたことが嬉しかったんですよね。

TOSHI:最初は自分たちに向けて作っていました。DANと泣くことについてじっくり意見を交換したあと、作詞をしているとき最初に「泣くのがダメじゃない 泣かないのがダメじゃない」という歌詞がふっとおりてきて、サビの部分になっています。

DAN:僕がTOSHIから「泣くのは悪いことじゃない」と言われて安心したように、泣くのを我慢している人たちに向けて、本当は泣いてもいいんだよと伝えたい。嬉しいことにこの曲で僕らのファンになってくれた人も多くて「元気づけられた」というポジティブなメッセージもいただきます。泣いてもいいんです。

―詞はどういうときに生まれますか?

TOSHI:DANと一緒に過ごしているときに、最近感じたこと、気になったことなどを書き出していって、これはこうだああだとひたすら話すんです。そうするうちに、自然と生まれてきます。

DAN:たまにケンカになるくらいの議論をすることもあります。それくらいじっくり二人の意見を交換したり、アツく深く語っているというか。でも不思議なことに、そのとき話していたことが、サビの詞となってパッと出てくることはよくありますね。

―最後に今後の豊富を教えてください。

DAN・TOSHI:TWIN CROSSがメジャーデビューさせていただくにあたり、あれこれと考えてしまうよりも、この歌をできるだけたくさんの場所で歌って、たくさんの人に知ってほしいと思います。それぞれの人の人生とリンクする、自分の情景と重ねてもらえれるような1曲でありたい。アルバムの1ページがTWIN CROSSの歌で代表されるように、「私の29歳の1年の思い出を表すのはこの1曲」みたいに、聴いてくれる人の人生の一部になりたいです。それを目標に頑張ろうと思います!

池田園子

フリーランスの企画ライター。86年生まれ。楽天でポータルサイト運営、ITベンチャーでメディア運営を経て独立。主な執筆ジャンルは、恋愛、Web、ガジェット、新しいモノ、働き方、イケメンなど。著書に『フリーランスで食っていきたい!』がある。ブログ『Sonoko Blog』やTwitterでも発信中!

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