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“平成の狼藉者”市川海老蔵、中谷美紀のやわらかオーラに思わずニンマリ

映画『利休にたずねよ』の完成報告会見が10日都内で行われ、主演の市川海老蔵(35)、中谷美紀(37)、田中光敏監督(54)が登場した。

海老蔵、父・團十郎との“最後の共演”に思いを馳せる

同作は織田信長、豊臣秀吉に寵愛され、茶の湯を大成させた千利休の生涯をダイナミックに描いた作品。利休役を務めるのは市川海老蔵。妻の宗恩を中谷美紀が演じる。

利休の師匠・武野紹鴎役で、今年2月に亡くなった海老蔵の父・市川團十郎も特別出演。撮影が行われたのは、昨年の11月と12月の各1日ずつ。体調が芳しくない中で行なった撮影だったいう。

父との“最後の共演”を振り返り、海老蔵は「普段はこだわりが強く、撮影シーンに関しても抵抗することの多い父だったが、今回は何事もなく役を務めていた。いつもと違い、なんだか怖かった。映画が公開されるときに、命があるかないか、認識していたのかも」としみじみ語った。

時代に翻弄される利休をそっと見守る妻を演じたのは中谷美紀。「『平成の狼藉者の海老蔵さんが利休に?』と最初は驚きました(笑)」と語り、終始にこやかな表情。

記者からの「協賛の堺市民へメッセージを」という問いかけに「ない!」とピシャリと答える海老蔵に、「ちゃんと答えてあげましょうよ~」と中谷が優しくたしなめるシーンも。

田中監督が「やんちゃんな海老蔵と、包容力のある中谷で、現場の雰囲気が終始和やかだった」と振り返るように、海老蔵も中谷のおっとりしたオーラにうまく丸め込まれていた。

大胆な仮説のもとに希代の茶人の出発点を描いた映画『利休にたずねよ』は全国東映系で12月7日(土)に公開される。

編集部
編集部

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