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横綱白鵬、暴行問題の日馬富士を擁護?「隠ぺい体質」相撲協会への不信の声も

出典:日本相撲協会公式サイト「白鵬」プロフィール

2017年11月16日に、横綱の白鵬(32)が、稽古後に集まった報道陣に対応して横綱日馬富士(33)の暴行問題について証言した。

白鵬は、日馬富士が貴ノ岩(27)を暴行していたとされる10月25日に行われたモンゴル力士を中心とした酒席に同席していた。

日馬富士が貴ノ岩のあいさつの仕方などについて注意している際に、貴ノ岩の携帯が鳴り、貴ノ岩が操作しようとした瞬間に日馬富士がテーブルにあったビール瓶で貴ノ岩の頭部を殴打。そのまま馬乗りになって20~30発ほど素手で殴ったとされている。

これに白鵬は反論。日馬富士が手を出したことと、ビール瓶を手にしたことは事実であるが、瓶のまわりに水滴がついていたために手から滑り落ちて、ビール瓶では殴っていない。ビール瓶が手から滑り落ちた瞬間に、白鵬が日馬富士をその場から連れ出し、その場で貴ノ岩も謝っていたと証言。翌日の巡業の際も、お互いに謝っていたとも語った。

問題の酒席に同席していた白鵬が証言したことに、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。

暴行は事実なのに擁護?白鵬にがっかり……

ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。

「少し言い訳に無理がない?ビール瓶が滑り落ちるって?」
「目撃者が嘘ついてるとでも?同郷だからかばってるの?」
「殴って大怪我させたのは事実なんだよね?横綱がこんな発言したら、誰も真実を証言できなくなる」
「殴られた本人が元気そうに相撲とってるから、疑惑持たれて、そこに乗ってきた感」
「どっちの味方しても良いことないから黙秘しておけばいいのに……」
「どちらにしても横綱が暴力振るったことには変わりない」

力士の大きな手から、ビール瓶が滑り落ちたという説明に無理があるというひと、殴ったのが素手だったのか、ビール瓶だったのかが問題ではなく、殴ったことそのものが悪いと考えているひとが多い。

暴行があったことは事実であるのに、白鵬が日馬富士をかばうような証言をしたことに、落胆の声があがっている。事件として、どんな状況であったのかは重要ではあるが、横綱の白鵬が否定してしまえば、ほかの同席者が証言し辛くなってしまうと心配もされている。白鵬の発言が、これからどのような波紋を広げることになるのか、動向を見守りたい。

相撲協会は隠ぺい体質?

暴行問題から、相撲協会の体質についても意見が集まっている。

「強い方を守る、自分が引退した後の事を考えた上での発言と私はみた。協会に報告したらもみ消されるから警察いってそう」
「いろんな忖度があるのかな?事件から発覚まで時間かかりすぎてる。相撲界もなんかいろいろありそうね」
「貴乃岩の態度がすごく悪かった、みたいな印象を植え付けるような報道も多い。だからって殴っていいわけないだろ」
「角界で起こったことだからってうやむやにして終わらせる体質はどうかと思うよ」
「ただ真実が知りたいです。隠ぺい体質の相撲協会には不信感しかない」

貴ノ岩と、協会に相談せずに被害届を提出した、貴ノ岩が所属している貴乃花部屋の師匠、貴乃花光司親方(45)サイドを悪くしているように報道されていると感じているひとが多いようだ。このことから、相撲協会が横綱を守るために、根回しをするような隠ぺい体質であると批判されている。

若い世代の相撲への関心が薄れてきていると問題になって久しいが、今年は19年振りに日本人横綱が誕生したとして、大きな話題になった。娯楽が多様化している現在で、伝統的なコンテンツの盛り上がりは、格別なものがある。伝統を守るため、特殊なしきたりが生まれることは自然ではあるが、閉鎖的になり、隠ぺい気質があるとされては、発展は望めないだろう。

今回の暴行事件は、現役横綱が関与しているとして、世間の関心も大きい。なにかを守るための嘘や、忖度なしに、真実が明らかになり、公正な処置がとられることを願いたい。

鳥井ハニ(とりいはに)

フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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