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ブルゾンちえみ、セクハラを助長?「女のイヤはイヤじゃない」がネットで議論に

出典:ブルゾンちえみオフィシャルブログ

2018年1月1日に放送された『ぐるぐるナインティナイン おもしろ荘!今年も誰か売れてSP』(日本テレビ系)で、ブルゾンちえみ(27)が披露したネタが話題になっている。

話題になっているのは、ブルゾンが「男子、これだけは覚えてて欲しい。女のイヤはイヤじゃない」と断言するところから始まる「素直じゃない女」という新ネタ。

ブルゾンの後輩の男性お笑いコンビ「ブリリアン」が、ブルゾンの飲み残したミネラルウォーターを飲むと「やだ!やだって、やだやだ!それ、私が飲んでた水だよ」とわざとらしく嫌がってみせた。続いて、足をケガした演技のあとに優しく世話をされると「やめて!お願い!」と突き飛ばして「なんでこうなっちゃうんだろ、私……本当はイヤじゃないよ!」と絶叫した。

このネタを見たゲスト陣の反応は様々で、綾瀬はるか(32)は「本当にイヤなときもありますよね?」とコメント。出川哲郎(53)は「ブルゾンの気持ち分かる。女のイヤはイヤじゃない」と、自身の経験を交えて持論を展開した。

ブルゾンの新ネタでテーマにされた「女のイヤはイヤじゃない」に、ネットにはどのような声が寄せられたのだろうか。

女のイヤはイヤじゃないは勘違い?イヤはイヤ!

ネット掲示板ガールズちゃんねるには、このような声が寄せられている。

「見てたけど本当にひどかった。女のイヤは本当にイヤだし、全くわかってない」
「イヤはイヤだよ。むしろハッキリと言われる段階でかなり怒らせてる」
「女の代表として語るのはリスクがあるよ。イヤよイヤよは本当にイヤ。勘違いしそうな男がいそう」
「ストーカーやセクハラの助長かな?勘違い男を増やすようなネタはやめてくれ!」

勘違いするひとを増やしてしまうのではないかとして、不安視されていることが分かる。

ネタに過剰に反応することは馬鹿げているというという意見が出ることも理解できるが、ネタ披露後に出川が同意していたことを思えば、やはり怖い。本当にイヤな場合に、通じなくなっては困るのだ。

綾瀬が「本当にイヤなときもありますよね?」と指摘してくれたことに感謝するコメントも多数みられた。

”イヤと言いつつもイヤじゃない”場合はかなり条件が限られているのに、”女のイヤはイヤじゃない”と言い切ったブルゾン。ブルゾンはどんな反応を想定してネタを披露したのか、気になるところである。

媚びないキャリアウーマンが良かったのに……

ブルゾンの新ネタが残念に思える理由は、以前のネタとの違いにもあるようだ。

「男に媚びないウーマンってところが良いところだったんじゃないの。こんなんじゃもうダメだわ」
「去年はセクシーでクールで世界的にもうけるタイプだったのに」
「いい女の代表を演じていたのに……セクハラや痴漢。性犯罪の被害者の立場をまるで考えてないよね」
「ネタはつまんないかも知れないけど、あの声で言われると説得力があって好きだった」

容姿をネタにしたり自虐で笑いをとる女性芸人は多いなかで、ブルゾンは男性に媚びない自立したいい女キャラで人気を得た。印象的なメイクも、ウケをねらったものではなく、個性を大切にするという意思表示でもあった。

強く、自立した女性を演じて魅力的であったのに、そのブルゾンがセクハラに悩む女性の気持ちを理解できていないとも取れる新ネタを披露すれば、落差が大きく、がっかりしたという声が集まることも当然だろう。

ブルゾンの特徴的な声には、妙に納得してしまう説得力があるという感想もあり、いい女風の格言が人気を得たもの”声”による功績も大きいように思われる。その説得力のある声で”女のイヤはイヤじゃない”と言い切ってしまうのではなく、本当にイヤな場合と比較するようにネタが構成されていれば、反応はもっと違ったのではないだろうか。

セクハラは、一方的な思い込みや勘違いが原因になっている場合が少なくない。ブルゾンの新ネタがどのように波紋を広げるのか、今後の動向を見守りたい。

鳥井ハニ(とりいはに)

フリーライター/「旬でなければネタじゃない」をモットーに、芸能ニュースを中心に執筆。世の中の関心事をすべて拾い尽くすことを自分に誓い、ワイドショーやバラエティー、ドラマのチェックは365日欠かさない。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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