「おっさんずラブ」ロスが早くも続出！ラストシーンに称賛の声も
田中圭（33）や吉田鋼太郎（59）らが出演する連続ドラマ『おっさんずラブ』（テレビ朝日系）の最終回が6月2日に放送されたが、ネット上では早くも「おっさんずロス」、「OLロス」の声が多くあがっている。
牧（林遣都・27）にフラれた後、自暴自棄になった春田（田中）を黒澤部長（吉田）がフォローしていくうちに同棲するようになり、次第に以前の自分を取り戻すようになっていた。
そんな中、春田が上海に転勤の話が持ち上がり、部長も早期退職して付いて行くことを決意して公開プロポーズ。
春田は承諾し、結婚の準備が着々と進む中、まだ男性との結婚という事実を受け入れられずにいた。
好きだから別れる切なさ
協会で2人だけの結婚式が行われたが、誓いのキスをしようとしたところで、春田は牧のことを思い出して躊躇してしまう。
その態度で察した部長は、「神様の前で嘘はつけないね」と言い、牧の元へ行けと促した。
実はずっと牧への恋心を知っていたが結婚の準備を進め、最後には春田のことが好きだったにも関わらず、別れを決意した部長に対し、女性向けネット掲示板「ガールズちゃんねる」では、切なさで泣いてしまったという意見が続出している。
「はるたんと牧がくっつくのは分かってたし最後のラブラブもすごく良かったけど、部長の事思うと切な過ぎる！」
「でもなんだかんだ部長の『春田ーー！行けーーー！』で一番泣いちゃったよ」
また、神様の前で一生を添い遂げるか問いかけられた際、早めに部長が「誓います！」と大きな声で言ったのは、はやる気持ちではなく、あえて行ったのではないかという意見があった。
「春田の誓います！の声をかき消して神様に届かないようにするために、部長は声を張り上げた説があるらしい」
フラれたヒロインのその後は？
その後、春田と牧はお互い誤解を解いて再び付き合うことになり、春田の周りの人間にも新たな展開が起こる。
春田のことが好きだった幼なじみのちず（内田理央・26）に新たな恋が生まれたり、春田の後輩である歌麻呂（金子大地・21）と部長の元妻である蝶子（大塚寧々・49）が恋愛に発展しそうな雰囲気に。
一方で、牧のことが好きだった武川主任（眞島秀和・41）と部長のフラれた者どうしが屋上で話すシーンにも注目が集まっている。
「ここでこの二人が安易にくっついてたら、それまでの春田や牧に対する思いまで安っぽくなってしまったはず。それを一瞬だけ『え!?』と思わせてから笑い合う形にしたのも、お洒落な締め方だと思った」
「お互いゆっくりでも次の恋を見つけましょうね……！って感じに見えた」
フラれた者どうしがくっついて幸せになるという、ご都合主義的なパターンにならないのが良かったという意見も多いようだ。
ラストシーンに称賛の声
ラストシーンはやはり、春田と牧の2人。上海行きの前日に荷造りをしている時に「俺、もう我慢しないって決めた」と、牧から春田へ強引にキスをする。
春田は「マジで止めろよ！」と拒否をするが、最後は「んな訳ねーだろ」と言って、今度は春田から強引にキスをした。
「『もう我慢しないって決めたんで』春田を好きすぎる牧が、今まで言いたいことも含めて、どれだけ我慢してきたか想像を掻き立てるセリフできゅんとするー」
「荷造りしてるときに、牧がはるたんに服を思いっきり投げつけてるのが萌えた。はるたんに遠慮しなくなって、表情の強張りもなくなって、本当に良かったねぇ～って」
交際の時も人に知られないように我慢する、先輩なので遠慮する、さらに同棲愛をまだ受け入れきれなかった春田に対して想いを100％ぶつけずに我慢するという状態が続いていたのかもしれない。
そして最終的には1年前は「自分では春田さんを幸せにできない」と、自分の恋愛感情にフタをして別れを決意したが、もう自分の気持ちを正直にぶつけて付き合っていくという決意のように見えた。
ここで話は終わるのだが、このエンディングが良かったという意見が多く寄せられている。
「終わるタイミングが完璧すぎたわ。これ以上でもこれ以下でもダメだ」
「最終回見るまでは続編希望！って思ってたけど、これほど綺麗に完璧なハッピーエンドで終わったなら続編はいらない気がしてきた」
「正直こんな素晴らしいラストになるとは。いい意味で期待はずれだよ!!」
「もっともっと、彼らのこれから過ごす平凡だけど幸せな日常が見たいです」
よく「1年後」と称して2人が結婚するシーンでエンディングを迎えるというケースがあるが、最高潮のところで終わったことに対して、物足りなさよりも素晴らしいと感じた人が多かったようだ。
ドラマは終了したが、今後LINEスタンプやグッズ、公式オフィシャルブック販売なども予定されており、まだまだおっさんず熱は続きそうだ。
真島リカ（まじまりか）
ライター / テレビ番組や芸能ニュースに関する記事を中心に執筆。朝昼のワイドショーはもちろん、ドラマやバラエティ、深夜番組など、あらゆるテレビ番組のチェックを毎日欠かさない。世間一般でニュースにどのような感想を持っているのかを知ることに関心が強い。
