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RADWIMPS野田、『HINOMARU』歌詞を謝罪も「日本を好きで何が悪いの?」擁護の声

出典:RADWIMPS公式サイトより

人気ロックバンド・RADWIMPSが発表した新曲『HINOMARU』の歌詞が物議を醸している騒動で、ボーカルの野田洋次郎(32)が自身のツイッターを通じて謝罪した。

RADWIMPSが6日にリリースしたシングル『カタルシスト』のカップリング曲として発表された『HINOMARU』。

その歌詞がネットを中心に徐々に話題となり、騒動に発展してしまった。

いったいなにが起こったのだろうか。

「日本を好きで何が悪いの?」擁護の声多数

今回問題となっている『HINOMARU』は、<風にたなびくあの旗に 古よりはためく旗に意味もなく懐かしくなり こみ上げるこの気持ちはなに><気高きこの御国の御霊><日出づる国の御名のもとに>といった愛国心を感じさせるワードが散りばめられている歌詞が特徴。

リリース日、野田は自身のインスタグラムで『HINOMARU』について「日本に生まれた人間として、いつかちゃんと歌にしたいと思っていました」と言及。

『カタルシスト』が2018 フジテレビ系サッカーのテーマ曲に決定したこともあり、「右も左もなく、この国のことを歌いたいと思いました」「自分が生まれた国をちゃんと好きでいたいと思っています。好きと言える自分でいたいし、言える国であってほしいと思っています」と語り、カップリング曲の『HINOMARU』に、日本人として想いを込めたようだ。

しかしリリース後、ネット上からこの歌詞が「軍歌のようだ」「愛国心を強制されている戦時中のよう」とクレームが殺到する事態に。

野田はネット上の批判の声を受け11日に自身のツイッターを更新し、「HINOMARUの歌詞に関して軍歌だという人がいました。そのような意図は書いていた時も書き終わった今も1ミリもありません」と釈明。

「どんなことがあろうと立ち上がって進み続ける日本人の歌です。みんなが一つになれるような歌が作りたかった」としつつも、「結果的にその曲で不快な想いをさせてしまった人がいたというのが何より悲しいです」「戦時中のことと結びつけて考えられる可能性があるかと腑に落ちる部分もありました。傷ついた人達、すみませんでした」と謝罪した。

野田のツイッターにはファンから擁護の声やフォローの声なども多く集まっているが、この一連の流れに、ガールズちゃんねるには次のような声が集まっている。

「日本を好きでなんでいけないの?謝る必要感じない」

「歌いたい歌を歌えばいいよ。聴きたい人が聴くんだから」

「愛国的なワードがなんでだめなの?日本人なのに?」

「これくらいで何で謝罪することになるんだろう。『日本死ね』みたいのは流行語になって国会議員が満面の笑みだったのに」

「歌詞だって表現の自由があるんだから誹謗中傷以外は何を書いてもいいのでは?

謝る必要ないと思う」

ところどころで古語が使用されていただけに「軍歌」「右翼的」と感じたネットユーザーもいたようだが、それ以上に「表現の自由」「日本を好きでなにが悪いのか」といった疑問の声が集まっていた。

過剰反応しすぎ?「軍歌に聞こえるかは聞き手次第」の声も

古語が使用されているとはいえ、『HINOMARU』の歌詞は決して戦争を想起させるようなものでも右翼的思想が書かれたものでもなく、日本人としての誇りがつづられているだけ。

歌詞へのバッシングに対し批判的な意見も多く書き込まれていた。

「歌詞を読んだけど軍歌っぽく聞こうと思えば軍歌だし聞き手次第だよね…。別に愛国的な内容でも攻撃的ではないし 怒ってる人は何に腹を立ててるんだろう…」

「騒いでる人は何でも戦争に結びつけて、短絡的というか単細胞というか、とりあえず馬鹿なんじゃない?相手にしないで好きな歌歌って欲しいわ」

「前回の椎名林檎のNHKサッカー放送の『NIPPON』も問題視されてたね。どちらも素敵な歌だと思うんだけど、人を傷つけたわけでもないのに何で騒ぐのかな」

「なんでもかんでも戦争に結びつけすぎでは?日本人の歌うこの歌に、軍歌だの戦争を想起させるだの過剰反応して批判したいだけでしょ」

今回、野田の謝罪について「謝る必要はない」との声も多く見受けられた。

現在までに自民党の井絵理子議員(34)や元SEALDsの奥田愛基(26)なども騒動に言及しており、未だ収束の目処は付いていない状態。

この出来事が原因で歌詞の表現の自由が奪われてしまわないことを願う。

 

福田綾子(ふくだあやこ)

フリーのウェブライターで主にエンタメ記事を手掛ける。映画、小説、ドラマ問わずさまざまなジャンルに精通。ネットサーフィンで情報を収集して旬の話題を見つけ、読者の目線に立った記事を執筆する。

編集部
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女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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