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華原朋美に年齢差不倫報道!でも、あまり叩かれない不思議【芸能評論】

出典:華原朋美オフィシャルファンクラブ

歌手の華原朋美(43)に久々の熱愛報道がなされた。

 

7月6日発売の『FRIDAY』(講談社)によると、飯田グループホールディングス・森和彦会長(74)とセレブデートをしているとのこと。ちなみに、この森さんは既婚者。お子さんもいる。

 

つまり、不倫。

 

でも、あまり叩かれている様子がない。それには、いくつか理由がある。

 

まず、現在、西日本の大雨災害の被害が酷く、芸能人の惚れた腫れたなんざ、一般市民にとって何の役にも立たない情報である点が大きいだろう。

 

他人の不倫よりも、給水所や支援物資の情報の方が大事。ボランティアに行くなら、保険に加入は必須。

 

次に、華原朋美がどんな男性と付き合ったとしても、いずれ破局するであろうと、何となく皆知っているから。

 

小室哲哉を始め、半グレや明治天皇の玄孫と多種多様な男性との浮名を流したものの、ついぞや普通の女の幸せを掴むことはなかった。

 

自身のストライクゾーンは広いのに、相手の男性のストライクを取れないヘッポコな華原朋美。なので、また誰かと付き合ったとしても、どうせダメになると、応援しがいも叩きがいもない。

 

美しい表現を用いれば、散らない桜はないということだ。

 

既に、華原朋美の恋愛は自然の摂理の域に入っている。

 

また、今回のお相手がどう見ても「パパ」ということも、叩こうにも叩けない理由だ。愛人というよりも、パトロン。

 

華原朋美の2017年コンサートツアーのスポンサーが、飯田グループホールディングス。そこの会長との不倫というのも、何となく不自然。

 

もしかすると、肉体関係はあるかも知れないが、それでコンサートが開けて、歌手活動の幅が広がるのであれば、不倫というよりも営業努力といえるのではないだろうか。

 

芸能にしろ芸術にしろ、続けようとすれば、とんでもなくお金がかかる。良い作品を生み出すには、どうしてもお金が必要。

 

しかし、日本では芸能や芸術にお金を払う文化が、未だ根付いていない。むしろ、後退しているようにも見える。そんな中、歌手活動を行っていくのは困難だ。

 

加えて、華原朋美は、小室哲哉と破局後、10年以上、表舞台から遠ざかっている。その分、どうしてもハンデが出来てしまっている。そのハンデを払拭するのに、大会社の会長の力を借りたとしても、誰が非難出来ようか。

 

それに、パトロンに飼われる生き方は、40代独身女性にとって決して悪いものではない。安定した生活に充実した仕事、介護など面倒くさいことからは逃げられる無責任な立場。

 

最高である。

 

キチンと本妻と話が付いていれば、訴えられることもない。

 

そもそも、本妻にとってもメリットが大きい。年を取り、気難しくなった夫を機嫌良く転がしてくれる別宅の女の存在は、家庭の平和を維持するのに必要な存在。

 

夫に多少後ろ暗いことをさせていれば、家で妻子に優しくもなる。

 

大体、飯田グループホールディングスは大会社だ。その大会社の会長の妻が、そこらのヒステリーババアと同じように嫉妬に狂うとは思えない。

 

写真を撮られたとしても、遺影候補が増えたぐらいにしか感じないのではないだろうか。本気の金持ちと一般庶民の感覚を同じだと考えてはいけない。

 

以上を鑑みると、今回の不倫報道は、華原朋美の歌手活動への決意のように思えた。出産は難しい年齢になり、我が子は作品のみ。その我が子の為なら、何だってするという女の業が見て取れる。

 

だからこそ、大衆も叩けないのではないだろうか。

 

このような生き方もあると示してくれた華原朋美にエールを送りたい。新曲を楽しみに待っている。

 

旭堂花鱗(きょくどう・かりん)/芸能コラムニスト

旭堂花鱗

コラムニスト/コンテンツライター

広島県安芸郡出身、大阪府高槻市在住。恋愛記事から豆知識、果てはビジネス文書まで幅広く執筆するライター。古典芸能に携わっていた経験もあり、日本文化について少し詳しい。文芸春秋『週刊文春』に載せてもらえたのが人生の自慢。

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