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今夜も連絡がない・・・「都合のいい女」の辛い夜を癒す5つの処方箋

都合のいい女――。会うのはいつも彼から連絡がきた時だけ。彼のカラダは手に入るけど、気持ちはいつまでも手に入らない。「都合のいい女」なんて、少し良いように聞こえるけれど、本人にとっては、傍からみるよりも何倍も辛いものです。

見た目より何倍も傷ついている「都合のいい女」の思考回路

都合のいい女はいつも大好きな彼からの連絡を待っている。彼が「食事をしたい」と言ったら、ルンルン出かけて行って、深夜に呼び出されたら、「どうしたの?」と飛んで行き、求められるままにベッドに入る。

しかし、自分から食事をしたいと言っても、寂しいから会いたいと言っても、彼は来てくれない。自分からするのは申し訳ないから、いつも彼からの連絡を待っている。彼をとても好きだから、それでもいいと思っている。

本当はこの関係をやめたいのだけど、会うのを断ってしまえば、もう次は誘ってくれないかもしれない。彼に嫌われるのがとっても恐い……。これに共感したあなたは、「都合のいい女」なのかも。

自分が「都合のいい女」だと気づいてしまったら

都合のいい女は、自分が「都合のいい女」だと気づいてしまう瞬間が、一番辛いですよね。「都合のいい女」なんて、不幸な女のイメージです。

「いつか彼の本命になるはず」というほのかな期待を持ちながら、ワガママを言わず、ずっと待っているあなたは、とても優しいし、よくがんばっています。

しかし、この辛い状況は、彼が自分を好きになれば全てが解決すると思っていませんか?

どうして「都合のいい女」をやめられないのか?

彼の気持ちをどうにか自分に向かせれば、救われる……それは、少し求めすぎです。残念ながら、彼の気持ちは、押しても引いても変えられません。

辛い状況を変えるには、あなたの方から彼を諦めるしかありません。しかし、「都合のいい女」は、彼を諦めることを恐れている性質があります。

離れたいと思いながらも、彼にしがみついてしまうのは、彼を失って、1人になるのが恐いからです。

「彼を好きでない自分になるのが怖い」とも言えるかもしれません。都合のいい女は「彼を好きでいること」で、自分を証明しています。「彼を諦めたら自分じゃない」と思っている節があります。

さて、考えてみましょう。彼を諦めたら、自分じゃいられなくなる、そんなことがあるでしょうか。彼がいなくても、あなたはあなたです。1人の自立した自由な女です。

自分を責めないで……眠れない夜の処方箋

この恋が、正解か、不正解か、なんて考えなくていいです。彼に会いに行きたければ、どうぞ行ってください。

そのとき「また都合のいい女になってる! バカバカ!」「また彼に会いに行くの? あんたってつくづく不幸な女ね!」などと、自分をいじめてはいけません。自己嫌悪に陥って、もっと辛くなります。

彼も責めず、自分も責めないこと。まずは自分にやさしくなりましょう。自分を慰めることだけの集中するのです。自分を「ヨシヨシ」するためのポイントをお教えします。

  • 恋愛のない人生に比べて、こんなにドラマティックな恋愛をしていて幸せだと思う
  • コンビニに行って、大好きなスイーツやお酒を自分では食べきれないくらい買ってくる
  • ちょっと高級なボディークリームを買って、気合を入れて全身をケアする
  • 恋愛以外で好きなことや物を20個紙に書いてみる
  • 学生時代に好きだった歌手やアイドルの動画を見る

関係の解消は、あなたが彼を好きでいればいるほど、時間がかかるでしょう。でも、不思議なことに、自分を大切にしていれば、解決の糸口がひょんなところから出てきたりするものです。がんばって辛い夜を乗りきりましょう。

東 香名子

コラムニスト。東京独女スタイル編集長を歴任。1983年生まれ。独身女性の視点から、恋やライフスタイルを分析したジャーナリスティックなコラムを得意とする。雑誌「デートスペシャルなび」で連載中。テレビ、雑誌、ラジオ等各方面で活躍中。電子書籍「モテる!ソーシャル恋愛術」「ここで差がつく街コンテクニック」等。趣味は鉄道。

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