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年収1000万男性から選ばれるのは「●●女子」

大人になるにつれて「お金より愛が大事」という考え方が、いかに無責任であるかについて気づくようになります。とくに近い将来、結婚を考えるアラサー女子であれば、「愛よりお金が大事」とまではなりませんが、すくなくともある程度は「稼ぐ力」を持った男性を選びたいと思うもの。

年収800〜1000万円クラスの男性はほぼいない

ここでいう「稼ぐ力を持った男性」とは、結婚後に満足のいく文化的な暮らしをしていける相手のこと。日本のサラリーマンの平均年収は412万円(2010年度)という統計がありますが、これだとややキツいものがあります。この倍の年収(約800万円)で考えてみると、貯金をしながらかなりよい暮らしができるようになります。

しかし、前提として知っておきたいのは、そもそも「年収600万円以上の未婚男性」は5.7%(『「婚活」症候群』より)しか存在しないということ。年収800万、1000万クラスとなると、ほとんどいないようなもの。とはいえ、パイはすくなくても、この年収800〜1000万円ラインの「小金持ち男性」をゲットすることは決して難しくありません。イケイケでバブリーな大手IT社長と付き合うことよりはずっと簡単です。

ただし、「結婚後は退職して専業主婦になりたい」と願うような女性は、小金持ち男性をものにするのは難しいかも知れません。「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」という内閣府調査(「男女共同参画社会に関する世論調査」平成24年度)に賛成の意を示す人は、前回(平成21年度)の41.3%を大きく上回り、51.6%にものぼりました。

女性だけに絞ってみると、48.4%が賛成との意見でした。このように、実際に専業主婦に賛同する(なりたい、またはいいなぁと思う人たち)は決して少なくはないようですが……。

「専業主婦志願者」は選ばれない!「自活女子」を目指そう

しかし、「小金持ちゾーン」にいる男性は、将来の伴侶に選ぶ女性に、専業主婦であってほしいとは思っていないのが特徴です。彼らが一体何を見ているかというと、「仕事ができる・がんばっている(または仕事を続ける意思がある)女性」なのかどうかです(「大金持ちゾーン」にいる男性は、奥さん選びの基準がまったく別物なのでここでは語りません)。

確かに年収800〜1000万円ラインの男性は、高給取りの部類に入ります。しかし、決して稼ぎまくっているというわけでもありません。ただ、30代前半までにそのラインに到達している男性は努力家で「いまより稼ぎたい」「もっと上にいきたい」「役職に就きたい」というギラギラした目標を持つ人でもあります。原則、彼らは仕事第一で、向上心にあふれてもいます。

そういう小金持ち男性に話を聞いてみると、皆「奥さんが専業主婦になるのはちょっと……」と口を揃えます。理由は「共働きでないと家計が不安」というものではなく、「社会と接点を持っている女性のほうが話してて楽しいから」というもの。仕事を通じて人と接してこそ、奥さんが魅力的に見えると考えているのです。

「もちろん子育て中は自分が稼ぐので、仕事を休んでほしい」とも話す、将来設計がきちんとした小金持ち男性たち。なかなかイケてます。そんな彼らを旦那さまにしたいなら、自分の食い扶持は自分で稼げる、結婚しても働き続ける女子「自活女子」(白河桃子氏が提唱)を目指す必要があるようです。

池田園子

フリーランスの企画ライター。86年生まれ。楽天でポータルサイト運営、ITベンチャーでメディア運営を経て独立。主な執筆ジャンルは、恋愛、Web、ガジェット、新しいモノ、働き方、イケメンなど。著書に『フリーランスで食っていきたい!』がある。ブログ『Sonoko Blog』やTwitterでも発信中!

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