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弁護士が答える、別居中の男性との恋愛は不倫になるか?

別居中 の既婚者の男性と不倫すると、彼は「君を愛している、妻とは 別居中 で終っているから心配ない、離婚したら結婚しよう」なんて囁くかもしれません。でも、既婚男性と恋愛中の女性が最も気になることの1つが慰謝料のこと。彼の言葉を信じると痛い目に遭うこともあるので、 別居中 の不倫についてきちんと知っておくことが大切です。

今回、弁護士の正木裕美先生に聞いてみました。

「別居中」の夫婦の関係ってどう定義するの?

まず、別居中の男性との恋愛も「不倫」になるのでしょうか?

「別居中なら不倫じゃないと思う方も多いかもしれません。法律でいう『不倫』は『不貞行為』と呼びますが、これは婚姻している異性と肉体関係を持つことをいいます。ですので、彼と奥さんの夫婦仲が悪く別居中だとしても、婚姻はしている状態ですので形式上は不貞行為となります」

では、婚姻状態の男性と恋愛すると、慰謝料は発生するのでしょうか?

「必ずしもそうとは限りません。ただし、関係を持った時点で夫婦関係が完全に『破たん』をしていると認められれば、慰謝料の支払義務がないと判断されることがあります。破たんしているといえるかどうかは様々な事情を考慮して判断されるのですが、一番重要な判断基準となるのが別居の有無と別居期間です」

「家庭内別居」状態の夫婦は、当てはまるのですか?

「当てはまらないでしょう。客観的に破たんとは言い難いと判断される可能性が高いということになります。完全に破たんしていると言っていたとしても、難しいのが現実でしょう。ですから『別居しているから』と既婚男性に言われたとしても、その言葉を信じて関係を持ってしまうのは非常に危険だということです」

「 別居中 」でも安心してはいけないワケ

別居中であれば安心してよいのですか?

「そういう訳ではありません。注意してもらいたいのですが、長期間別居中であった場合でも、単身赴任や出産のための別居等はもちろん含まれませんし、頻繁に交流している場合は破たんしていないと判断されることもあります。また、話し合って『いったん別居してお互い落ち着いてよく考えよう』という冷却期間の意味の別居となると、やり直す可能性もあるため、完全破たんしているとはいえないことになります。

ただし、そのまま話し合いもないまま数年経過しているのなら、完全に破たんしたと判断される可能性もあります」

では、「妻とは破たんしている」という彼の言葉をついつい信じてしまい、別居直前に関係を持ってしまった場合はどうなってしまうのでしょうか?

「彼が嘘をついていたり、実態を見て法律的に破たんしていると判断できなかったりした場合は、慰謝料請求をされてしまうこともあるでしょう。請求されてしまっても、破たんしていると信じたことに落ち度がないのなら慰謝料を支払わなくていい可能性はありますが、単に彼の言葉を信じたというだけでは落ち度がないとは認められないと考えられます。

ただ、破たんが認められず慰謝料を払わなければいけなくなったとしても、関係を持った当時の夫婦仲は慰謝料の額に影響します。夫婦関係が悪化していればいるほど減額の方向に働きますので、彼の言葉が本当なら慰謝料額が低くなる可能性はでてきます」

彼の家庭の実態なんて聞きたくない、愛する彼の言葉を信じたいというのが女心。でも、彼の言葉を信じたばかりに辛い思いをする女性は少なくありません。自分を守るためにも、常にアンテナを張って実態を把握することが大切です。

【正木裕美・プロフィール】

弁護士法人アディーレ法律事務所・所属弁護士(愛知県弁護士会所属)。身内の医療過誤から弁護士の道へと進む。2012年には衆議院選挙に愛知7区より日本未来の党の公認候補として出馬し、「衆院選候補者ナンバーワン美人」とインターネットや夕刊紙で大きな話題を呼んだ。現在は弁護士として、ストーカー被害、結婚詐欺やDVなどの男女トラブル、パワハラ・セクハラ問題まで、幅広い案件を扱っている。

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