fbpx

妥協とはチョット違う?彼氏ができたのは「条件を手放した」からでした

かつては私も理想の結婚相手の条件がありました。「年収600万円以上、身長175cm以上、西島秀俊さんのような痩せマッチョで、大卒で安定した職業に就き、長男じゃない人がいいな……」など。

数年前、そんな話を既婚者の先輩にしたところ鼻で笑われました。当時はイラっとしましたが、今なら私も鼻で笑ってしまうかもしれません。なぜなら私自身、条件を手放した途端「彼氏」ができるようになったのですから。

では、どんな条件を手放したのか。ご紹介したいと思います。

顔と身長

これまでイケメンにばかり惚れて、タイプじゃない人は論外にしていました。が、どう考えてみても、自分は到底イケメンが振り向くような美女ではありません。見た目も色気も優れていないのなら、他に勝負できるアピールポイントはあるのか?……ないっすね。

そんな現実を淡々と受け止めるようになったのも30代になってからでしょう。図々しいことは言ってられないので、好みのタイプじゃない人も「アリ」として考えるようにしました。

高身長にもこだわりません。生理的にダメでなければ、顔は見慣れます。よって見た目はそこまで重視するポイントではないと思うのです。

自分よりも高い学歴

20代の頃は、「結婚するなら自分と同等以上の学歴がいい」と思っていました。しかし、仕事がデキることと勉強の頭の良さは別物。

社会生活のなかで学歴を使う機会はほとんどありません。むしろわざわざ学歴をひけらかして語るような男性にはドン引きするのではないでしょうか。会話をしてみて盛り上がるかどうかは、相性によるところが大きいと思います。

私の場合は学歴がどうであれ、自分の苦手な分野に相手が精通しているとたくましく感じます。たとえばパソコンの配線に詳しかったり、携帯電話の料金を安くする方法を知っていたり……など。

現実的な生活を考えると、学歴よりも生活力、サバイバル力のほうが頼もしいです。

自分よりも高い収入

かつては理想の条件に挙げられた「三高」の要素の一つ、高収入。結婚前提と考えれば、男性の収入は気になるところです。「彼の収入は自分より上じゃないとイヤ!」と思う女性も多いでしょう。

しかし、本気で結婚を望むなら、「自分よりも年収が低い男性」に当たる確率は低くないと思います。今の時代に、年収600万円以上をクリアする男性を見つけるのはなかなか至難の業です。ある調査によると、年収600万円以上を稼げる未婚男性は1割にも満たないとか。

もし、女性が結婚しても仕事を続けていきたいと思っているのであれば、彼が自分以上の年収を稼ぐことは絶対条件でなくても良いと思うのです。

たとえ彼の年収が自分より低くても、それぞれが自分の食い扶持を稼ぐことができるなら、すぐに困ることはないはず。彼に養ってもらう結婚生活を夢見るよりも、2人で協力し合う結婚生活を描くほうが現実的です。

初婚

30代になると、気になる男性が実はバツイチだったなんてことが多々あります。

「結婚相手は初婚がいい」と私も思っていたので、バツイチの男性は選択肢になかったのですが、たまたま好きになった人がまさかのバツイチで子持ち。ですが好きになればどうでもよくなっていました。付き合ってももちろんフツーの人。

離婚した理由を聞くと、芸能人の離婚会見のように「価値観の不一致で」と答えていました。離婚原因は一つだけでなく、小さな不一致の積み重ねで離婚に至ったようです。彼とは結婚の話が出る前に終わってしまいましたが、私は「結婚したい」と思うほど好きでした。

ただ、結婚は自分だけの問題ではないので家族の中には、「初婚」にこだわる方もいるかもしれませんので、しっかり話し合うことが欠かせないでしょう。

逆に重視したこと

「顔、身長」「高学歴」「高収入」「初婚」……など、すべての条件を妥協するのではなく優先順位を考え、こだわりを和らげることで、彼氏ができる可能性がグッと広がるでしょう。

一方で、条件以上に重視したこともあります。

たとえば、一緒にいる時にリラックスできる相手かどうか。
お互いが空気のように気にならないくらいの存在になれると、とてもラクだと思います。

それから、何でも言える相手かどうか。
思っていることを言えないのは、とてもツライです。以前、言いたいことが言えず、話し合いもしてもらえず破局したことがあります。寂しいこと、怒っていることも伝えて、ケンカしてもちゃんと話し合える相手がいい。

そういう相手に出会ってから、「条件」ってそこまで大したことではないかもと思えるようになりました。

これを世の人は妥協と呼ぶのかもしれませんが、今なら、既婚の先輩が「結婚相手は、条件ではない」と言った意味が少し分かるような気がします。

編集部
編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

>> article
この記事を読んだ人におすすめ