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ルックスで負けていても話術で挽回!男の本音で見るモテ女子のトークとは

BAR北条へようこそ!バーテンダーの北条誠です。

このコラムでは、北条が経営するBARで毎夜繰り広げられる実際の恋模様を元に、恋愛の駆け引き・コツをご紹介していきます。

さて、男子との会話がなかなか盛り上がらない……そう感じたことはありませんか?

実はそれ、トークの返しがズレているのかもしれませんよ。男子がふってきた話題にどう返すかは千差万別、十人十色です。しかし、そこでどういう選択肢を選ぶかで、その後の会話の盛り上がり方が大きく変わるものです。

そこで今回は、ルックスで負けていてもトークで挽回した女子のお話です。

トークの返しで選択を間違えると……

カウンターでは、Yちゃん(31)とRちゃん(31)の二人が飲んでいます。そこにF君(34)とU君(33)の二人組が声をかけてきました。ほどなくして4人の男女は会話を始めたのですが、モテる女子とモテない女子の差がはっきりと出る展開になりました。一体どういうことなのでしょうか?

Yちゃんは誰しもが認める美人です。当然、F君とU君もYちゃん狙いで声をかけ、Yちゃんを中心に会話を展開しようとしています。

F君「この前うどん食べてたら上司から電話がかかってきて、長々と説教されたんだよね。で、話が終わってうどんをみたら、完全に伸びてて、体積が二倍くらいになっててさぁ。麺がビロ~ンのボヨヨ~ンだよ」

Yちゃん「そうなんですかぁ。私はそばの方が好きだなぁ」

(え、リアクションがそれ??)

F君としては場を盛り上げるための小ネタだったのでしょう。身振り手振りに変顔まで加えてうどんネタを話しています。

「面白い!ウケる」と乗っかっておけば、その後の会話もスムーズだったのでしょうが、Yちゃんが選択した返しはまさかの「そばが好き」というもの。リアクションとしては、完全にズレています。要するにYちゃんがスベッているのです。

Yちゃんのトークはすべてがこんな感じなので、普段は話し上手のF君も苦戦しています。「つまらない女の子だなぁ」と思っているのが表情に出ています。

男子の意図をくみ取った返しがモテる

最初はそのルックスで男子を引き付けていたYちゃんですが、トーク力の無さが響いて男子が離れていきました。そんな時、会話の中心に躍り出たのがRちゃんです。

正直なところ、ルックスでは到底YちゃんにかなわないRちゃんですがトーク力はあります。この場を楽しくしたいと冗談を繰り出す男子の意図をくみ取って、どんどん話に乗っかっていきます。

Yちゃんが台無しにしたF君のうどんネタもRちゃんは上手く活用し、「ビロ~ンのボヨヨ~ン!」とF君の真似をするくらいです。

トーク力はルックスに勝ることがある

実はこのRちゃん、どう楽しく会話するかを常に考えながらしゃべっているのだそうです。自分のルックスがさほどでもないことを分かった上で、トークでモテることを考えているのでしょう。

「会話に上手く乗っかった方が、男子も嬉しいでしょ?」というのがRちゃんの口癖ですが、まさにその通りです。4人の会話も、その中心をYちゃんからRちゃんに移してからは、一気に盛り上がってきました。

当初は美人のYちゃんしか目に入っていなかった男子二人も、今ではYちゃんそっちのけでRちゃん狙いに変わっています。

その場の雰囲気が笑い話モードから口説きモードに入った瞬間も見逃さなかったRちゃん。F君の半分冗談ともとれる遠まわしなデートの誘いを汲み取って、あっさりと翌週のデートの約束をとりつけました。

男子のトークにどう返すべきなのか、場面ごとの男子の意図を常に考えているRちゃんの見事なモテテクが目立った夜になりました。

トーク力がルックス上回ることがあります。このようなトーク力やトークを盛り上げようとする意識を持って、モテ女子になってほしい、そう願う北条でした。

北条誠
北条誠

男と女を観察することがライフワーク。

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