fbpx

恐怖!元ウェディングプランナーが見た「家族愛」が強すぎる過保護男子の実態

結婚式には必ず新郎新婦の両親が関わってくるものです。両親にとっても大切な一日であることには変わりありません。ですが中には度が過ぎる「過保護男子」が潜んでいることも。

元ウエディングプランナーの私が実際に担当した、最悪の場合破局の原因にもなる「過保護男子」についてご紹介します。

結婚式の打ち合わせに毎回両親を連れてくる男

結婚式の打ち合わせは、大抵が新郎新婦の2人で来られます。10代や20代前半での結婚の場合は、費用を両親が負担する場合や、社会人経験が浅いため分からないことが多いだろうということから、ご両親が打ち合わせに来るケースもあります。

しかし、私が担当したお客様の中にはアラサーの年齢になっても、毎回新郎側の両親を連れて打ち合わせに来る方がいらっしゃいました。

打ち合わせ時に、「いつもご両親も一緒で仲のいいご家族なんですね」と声をかけると、「この子は一人で物事を決めるのが昔から苦手なので、ついてくるようにしてるんですよぉ♪」とのこと。新郎も「お父さんやお母さんが言うことは間違いがない。僕のことを誰よりも理解してくれている人」と。

お料理の打ち合わせ時には「この子はニンジンが嫌いだから新郎のコース料理からニンジンを抜いて……」、衣装の打ち合わせ時には「この子は白よりも紺のほうが似合うから、紺色のタキシードを……」など、新郎のことに関してはすべて口を出し、新郎もそれに対して反論せず、「そうだね、そうしよう」などと返答。

その様子を見ていた新婦は両親がいる手前、嫌な顔はできないものの、私と2人キリになったときには、「もう本当に結婚が嫌になった。」と漏らすことも。

結婚式当日まで計8回ほど打ち合わせをしたのですが、毎回新郎側の両親が付き添われていました。

“ママ”に相談をしないと決められない男

別のカップルでは、式場の決定時から私が対応をしたのですが、全てにおいて「うーん、一回ママに相談してみないと決められないかなぁ」と口にする新郎もいました。

会場を決定するときも、新郎も新婦も「ここがいい!」と口を揃えて言われて、新婦は決定する気満々でした。

ですが、いざ契約となったとき、新郎が「高い買い物だから、一回ママに相談してからにしない?」と言い出します。新婦は「え?なんで?どこか気に入らない?」と尋ねたところ、新郎は、「ママが気に入らなかったら困る」とのこと。

新婦は説得をしようとしましたが、ママに相談しないと決められないからと断固として譲らないのです。

会場が決定し、打ち合わせをするときも何か決め事をするときには、一回一回新郎のママに電話をし了承を得るのです。

新郎のママも「何か決めるときはすべて電話をしてきなさい」と新郎に指示をしているようで、指示通りに新郎は動いていました。

数回打ち合わせを行いましたが、この様子に新婦が耐えられなくなり新婦は打ち合わせに来なくなり、結果2人は破談となったようです。

破談の連絡を新郎から受けたのですが、キャンセルの手続きについて説明をした際に、「僕のママと話してもらえますか?」と言われ、新婦さんは本当に大変だっただろうなと心から感じた瞬間でした。

ゲストよりも自分の両親に異常なほどお金をかけようとする男

結婚式は両親に感謝を伝える場ということに間違いはありません。お客様の中には、両親が大好きすぎて過剰なほどやり過ぎてしまう方も。

担当したお客様で、両親が大好きな新郎がいました。式場を決定するときから「両親が一番喜ぶ場所」ということが一番。

お花の打ち合わせの際に新婦は華やかにピンクや白を使い、かわいい雰囲気にしたいということが希望でした。ですがそこで新郎が「僕の両親はピンクが好きじゃない。黄色や水色にしよう。これもかわいいでしょ?」と。

お料理も両親はフレンチなどは好まないから和食にし、両親だけお酒を日本酒に変えるなど、自分の両親へは異常なほどにお金をかけます。

一方新婦はできるだけ参列するゲストに楽しんでもらうため、の演出を考え、引き出物やプチギフトもゲスト目線で考案。

それに対して新郎が、「ゲストは所詮は他人。家族は血のつながりがあるんだから家族に対してのことを中心に考えてよ」と。結果、結婚式当日、両親への配慮が妙に豪華で、さらには結婚式の演出の中にも両親が出演するなど、ゲストからは苦笑いが。

新郎は非常に満足気で感動の涙を流すほど。新郎の両親も「〇〇くんありがとう!!!!」と結婚式中に叫ぶ始末。ですが新婦様は裏で悲しい涙を流されていました。「まさか結婚式で友人に笑われることになるなんて……もうこんなの嫌だ」と漏らすほど。

その先、お2人がうまく家族として歩んでいるのかはわかりません。

過保護男子と結婚をすると、結婚式だけでもこれだけ大変なのに、この先の結婚生活がうまくいく絵が見えないですよね。

親は大切ですが、親離れをして自立をした男子、また親も子離れをしている状態の男子と結婚をしないと、後々疲れてしまうのは女性の方。

過保護男子には十分気を付けてくださいね。

奥崎海湊

ウェディングプランナーとしてたくさんのカップルを幸せにしていたら突然会社の指示でWebメディア編集・ライターに転身。ライターの楽しさに目覚め、現在ライター業に没頭中。趣味は、アクセサリー作り、好物はアイスクリーム。私自身、「ぽっちゃり女子」ながら、様々な恋愛を経験し、現在も絶賛恋愛をしながら感じた実体験、気づいたこと、感じたことをお伝えしていきます!

>> article
この記事を読んだ人におすすめ