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夜のプロだけが知る男の裏側~男の弱さを可愛がれる女になれ~

風俗の世界で何よりも驚いたのは、男の弱さを目の当たりにしたことでした。

社会的に成功していようがいまいが、関係なく男は誰もが弱さを持っていて普段はそれを隠しています。その弱さとは、意外なものでした。

服を◯◯で、ショックを受けた50代

あるお客様を接客した時のこと。おしゃべりですっかり時間がたってしまい、急いでお風呂へ!と思い服を脱いだその時。

それまで、とてもいい雰囲気で、このお客様は絶対にリピートすると確信したほど。ところがそのお客様が「え?」と絶句したのです。

え?と私も訳がわからず、なにか変なものついてたかな?とキョロキョロ。

そして、お客様がため息混じりに言った一言で、自分が地雷を踏んだことに気づきました。

「ずいぶん慣れてるんだね……」

そう、このお客様は恥じらいを楽しみたかったのです。服を脱ぐなんて恥ずかしいわ……というウブな女性を求めていたのでしょう。

ところが、私は思いのほかパパッと脱いでしまった(笑)

よほどショックを受けたのか、その後もあまり楽しめない様子のまま、お帰りになりました。

その時の私は、「風俗に来ておいて女の子にウブを求めるなんてアホか」と思ってしまったので、そのイライラした態度も出ていたかもしれません。

どんな仕事も慣れてしまう?

風俗のお仕事は涙を流しながらイヤイヤやるもの……というのは、単なるイメージ。

実際はどんなお仕事でも慣れるもので、服を脱ぐこともそんなに抵抗感が無くなっていくんですね。

外科医が毎日内臓を切ったり縫ったりできるのと同じ。

最初は見知らぬ人の前で裸になるなんてじぶんにできるか!?と思いましたが、腹をくくれば案外できるものでした。

しかもそれが1日何人も……となると通常のルーティンになっていきます。まるでいつものコピー機でコピーを取るような容量で、服が脱げてしまうのです(笑)

男は誰もが弱さを持ってる!

そのほか、男性が女性に対してショックを受けることは……

・トイレットペーパーが綺麗になってなかった

・ご飯の食べ方が汚かった

・セーターにダマがあった

・自分の意見に賛同してくれなかった

・連れて行ったレストランに女の子が既に行ったことがあった

・パンツがティーバックだった&フルバックだった

・派手な下着だった

・ディープキスがうますぎて他の男の影を感じた

・タバコを吸うことがわかった……など。

そんなことくらいで、いちいちショックを受けるなよ!と思わず突っこんでしまいそうですが、こういうことでショックを受ける男性達をたくさん見てきました。

男は女性に幻想を抱いている

しかし、ある風俗店の女性オーナーが言った一言で私は男の弱さを認められるようになったのです。

「男は誰もが女性に幻想を抱いている。風俗嬢はね、とことんその幻想を演じてあげる仕事なのよ。それができないなら、この仕事はやめなさい。この世界では女優になるのよ」

男性は幻想を持っている。それも「女性にはこうであってほしい」という事実とは違う幻想です。

だから、パパッと服を脱いでショックを受けてしまったあのお客様も、「女性は恥じらうものだ」という幻想を持っていたのに、私がそれをぶち壊してしまった。

彼はショックを受けたまま帰宅したのでしょう。あれから別の風俗に行っただろうかと……申し訳ない気持ちになりました。

男の弱さを可愛がれる女ににれ

一般女性に対しても、男性は何かしらの幻想を持っているでしょう。それを弱さとバカにすることもできるし、可愛いなと理解してあげることもできます。

バカにするほうを選べば、その人とそれ以上仲良くなることはできないでしょう。それでおしまい。

でも、もし少しでも理解してあげられたら、彼はとても嬉しいはずです。

おバカな男たちの弱さを可愛がれる女になれたら、そのほうが一回りもふた回りも女が上がるというものです。

私も夫の弱さを知った時に、面白く可愛がることにしています。そのほうが仲良くいられるからです。

男の弱さを可愛がれる女になれ。それが風俗で私が学んだことのひとつかもしれません。

古山直美

離婚後29歳で夜の世界に飛び込み、4年間で2000名を超えるエグゼクティブのお客様を接客。国内はもとより世界の富裕層を顧客に持つ。現役時代のブログが1日最高11万PV、起業家ランキング1位を記録。女性育成セミナーやレッスンは即日満席となる。引退後、全てを理解してくれる現在の夫と再婚、夫婦円満協会を設立。これまで全国のべ700名を超える人々に講演、anan、MINE、WOMeなど有名WEBサイトにてコラムニストとして活躍。2016年に書籍出版。講談社等大手出版社の取材も多数。

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