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【結婚願望が迷子です】「独身時代遊んでいた既婚女子ほど独身女子に厳しい現実」

こんばんは。昨夜も朝方までひとりで飲み歩き、ただいま絶賛二日酔いの中、原稿を執筆している元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。

もういい年した大人なのだから、無茶な飲み方は控えないとなと思いつつ、ひとり飲みだけがストレス発散法であるため、なかなかやめられずにいます。

しかし、先日、そう悩むすずやに追い打ちをかける出来事があったのです。

突然始まった既婚女子からの説教

それは、キャバ嬢時代の友人たちと久しぶりに再会したときの出来事です。

メンバーは既婚女子のEちゃんとAちゃん、そして独身女子のFちゃんとすずやの4人。

当初は、キャバ嬢時代の懐かしい話で盛り上がっていた私たちですが、時間の経過と共に、徐々に話題はそれぞれの近況へとうつっていき……。

まあ、誰もがお分かりの通り、既婚女子のEちゃんとAちゃんは幸せな結婚生活のお話を延々と語ってくれます。

すると、すずやと同じく独身女子のFちゃんは、ふたりに対抗しようと思ったのか、先日、彼氏と海外旅行に出かけた話や、昨日も朝方まで(踊る方の)クラブで遊んでいた話を延々と語ります。

そんなリア充女子たちの近況報告に対して、連日、赤提灯の居酒屋でひとり飲みしていることしか、話すことがない残念女のすずや。

と、ここまでは順調に女子会も盛り上がっていたのですが、突然、既婚女子のEちゃんが独身女子のFちゃんに対して、「でも、Fちゃんもいい年なんだから、そろそろ落ち着きなよ~」とまさかの説教を始めたのです。

「いい年なんだから落ち着きなよ」を繰り返すEちゃん

一瞬にして、その場が凍りつくことを感じた私とAちゃん。しかし、そんな焦る外野のふたりを知ってか知らずか、Eちゃんは「もう30歳になるのに、クラブ通いはダメでしょ」「海外旅行も楽しいだろうけど、将来のお金とかは貯めているの?」と、はっきりとした言葉でFちゃんに詰め寄ります。

しかし、この場にいた人たちは全員知っているのです。

30歳を過ぎて結婚したEちゃんですが、結婚直前まで、彼女も毎晩のクラブ通い&頻繁に海外旅行に出かけていたという事実を……。

もちろん、Fちゃんもその事実を知っているため、「ええ~、でもFちゃんも私くらいの年齢のときクラブとか通ってたじゃん~」と明るい口調ではあるものの、若干イラッとした態度で反撃します。

しか~し、Eちゃんも負けません。「でも、私の場合はその後すぐ結婚して夜遊びもやめたし、最近は海外も行っていないからさ~」「まあ、Fちゃんが今の彼氏と結婚するなら、独身最後の遊びで良いとは思うけど。そうでないなら、年齢的にそろそろ落ち着いた方が良いかなって私の経験を基にアドバイスしているの」と。

そんな感じで、終始、よくわからない既婚女子と独身女子の攻防戦を見せつけられた、Aちゃんと私。

その後は、何とか場の空気も元に戻り、おいしくお酒を飲むことができたのですが、正直、「今すぐ家に帰って愛犬をもふもふしたい」としか考えてなかったですよね。

独身時代遊んでいた子の方が厳しい?

とはいえ、独身女子が既婚女子から「そろそろ落ち着いたら?」と上から目線で言われるのは、今回の件に限ったことではありません。

実際、すずやだって既婚女子から何度も同じようなことを言われてきていました。(赤提灯の居酒屋でひとり飲んでいるだけのすずやさんでもですよ!)

また、今回の集まりだけでなく、既婚女子たちが集まる場に行くと、必ずと言って良いほど、頻繁に夜遊びや海外旅行の話題をSNSにあげている独身女子の話題が出ます。

そして彼女たちは、「私たちにはもう無理だよね~」「独身は気楽でいいよな~」と遠まわしに毒を吐くのですが、中でも、独身時代に遊んできた子ほど、「ね、マジでありえなくない?自分の年齢考えたら良いのに」と一番厳しい意見をするのです。

彼女たちの本音について考えてみた

そのように独身時代に遊んできた子ほど、今も遊び続ける独身女子に厳しいという光景を何度か見てきたすずやは、ふとこう思いました。

たとえば、よく喫煙者に対して「煙草は体に悪いからやめろよ」と説教する人がいますが、決まって非喫煙者でなく、元喫煙者の方が言ってくる割合が高いのです。(すずや調べ)

おそらく、「自分は必死で禁煙したのに、お前はまだ何吸っているんだよ」という苛立ちと、「自分も喫煙者だったけど、禁煙に成功して今は吸っていない」という優越感から、このように喫煙者に対して、厳しく当たるのではないかなと。

そして、今回の件もそれと似たようなものなのかも、と勝手ながらすずやは思っています。

アラサーになっても遊ぶ独身女子に対して、独身時代遊んでいた既婚女子の方が厳しいのは、きっと「私も遊んでいたけど、結婚して今は落ち着いた」「アラサーを過ぎたら、私のように落ち着いて結婚を考えなさいよ」といった価値観を押しつけたくなってしまう。

もしくは、慣れない結婚生活のストレスから、まだ遊んでいる独身の友人が許せず、そのイライラを価値観の押しつけという形でぶつけたくなってしまうのかもしれません。

やばい、また結婚が怖くなってきた……

そんな遊び続ける独身女子に厳しい既婚女子に出会った、今回の一件。

派手な遊び方はしていないものの、いまだに赤提灯の居酒屋でのひとり飲み歩きという名の夜遊びを続けている、すずや。そのうえ、基本的に寝たいときに寝て、飲みたいときに飲むという自由気ままな生活。

そんな世間一般の遊んでいる独身女子とはちょっと違うタイプの私ではありますが、もし、今結婚してしまったら、私も彼女たちのように飲み歩きを続ける独身女子に対して、厳しい意見を言ってしまうのかな……。「いい加減、飲み歩くのはやめて貯金をしなさいよ」とか、めちゃくちゃ面倒くさい奴になってしまうのかな……。

と考えただけで、何だかすごく怖くなりました。

同時に「結婚して彼女たちみたいに自分が変わるのが怖い」と、むだに不安を抱え、結婚願望からますます離れることになってしまったのでありました。

【結婚願望が迷子です】
すずや鈴音
すずや鈴音

生まれも育ちも関西の元キャバ嬢ライター。好きなものはお金とお酒とマカロニサラダ。10代から熱しやすく冷めやすい短命恋愛を繰り返す/すずや鈴音twitter

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