fbpx

【結婚願望が迷子です】「面倒くさがり女にとってLINEからの出会いはただの拷問だと思った話」

こんばんは。最近LINEの公式アカウントからの通知で起こされるのが苦痛すぎて、LINEの通知自体をオフにした元キャバ嬢ライターのすずや鈴音です。まあ通知をオフにしたところで公式アカウント以外からめったにLINEなど届かないので、全然生活に支障はないのですがね!

そんなメール不精ならぬ、LINE不精のすずやですが、先日、おもわぬ流れからこのLINEを頻繁に利用しなければいけないことになってしまったのです。

LINEで彼氏ができた友人を祝福していたはずが……

ことの発端は友人たち数人と飲んでいたある日の出来事。

友人の中のひとり、EちゃんがLINEで紹介された男性とデートし、見事交際にまでいたったそうなのです。いやはや、めでたい話ですよ。

と、しばらくの間はEちゃんに彼氏ができたことを全員で祝福していたのですが、なぜか途中から話題の矛先が私すずやに飛んできました。

「そういえば鈴音ちゃんって定期的にLINEしている男性とかいるの?」「いないなら紹介するよ!たまにはときめきも味わわないと!」とまったくもってよくわからない流れができてしまったのです。もう一言でいうなら大きなお世話ですよね。

しかし1ミリも乗り気ではないすずやのことなどおかまいなしで、彼女たちは話を進めます。その後、なぜか友人の知り合いであるというひとりの男性の名前を挙げ、「確かこの子彼女募集していたから、鈴音ちゃんのLINE教えてもいい?」と聞かれたのです。

いや、いいわけないだろ。こっちは屈指のコミュ力ゼロ人間であるすずやだぞ。まったく知らない相手とLINEするくらいなら、Twitterでひとり延々とつぶやき続けている方がどれだけマシだか。

と思ったのですが、その場の雰囲気的に断り切れず、「うん……まあ、LINEだけなら……」とやむを得ず了承してしまったのでした。

LINEが苦痛すぎてすでに泣きたいすずや

そしてその後、飲み会から帰宅するやいなや、早速相手の男性さんからLINEが届きました。

楽しい飲み会帰りからの家でひとり飲みが一番幸せな時間であるすずや。その時間を削ってまで、なぜ私はほぼ赤の他人とLINEで軽く自己紹介などをしているのだろうと思いつつも、とりあえず何通かLINEのやりとりを続けていたのです。

するとどうでしょう。突然、相手の男性が「良かったら鈴音ちゃんの顔写真送ってよ」とすずやの自撮り写真を催促してきたのです。

令和になったばかりの今の時代に何だろう、この学生ノリ。

というか相手さんは知っておられるのだろうか。この世には加工アプリという名の破壊力抜群の兵器がちまたにあふれていることを。そんな現代社会の中で、なぜ写真ひとつで本人を確認できると思ったのだろう。

そう冷静に考えるすずやとは裏腹に何度も自撮り写真を催促してくる彼。そしてそれを何としてでも流そうと必死に話題を変えようとするすずや。いや、何だよこのむだなやりとり。

と、紹介された当日は自撮り写真の催促と断りという攻防戦のみで、彼とのLINEのやりとりは終了したのでした。

ついに初デートに誘われた……!

それから数日、朝から「おはよう、仕事行ってくるね~」「鈴音ちゃんも今日は仕事?」とありきたりなLINEが届き、夜になると「仕事終わった!鈴音ちゃんは?」「ちょっと今から友達と飲んでくるからLINEの返事遅くなるかも」とまたもやありきたりなLINEが届くという日々の繰り返し。

うん、これすずやとLINEする意味ある?

いや本当に冒頭で紹介したEちゃんすごいよ。すでにLINEの時点で苦痛を感じているすずやとは正反対にLINEのやりとりから交際にまで発展したというEちゃんの行動力を心から尊敬するよ。

なんてことを考えていたら、ついにきましたよね。「良かったら今週末、食事でもどうかな?」という彼から初めてのデートのお誘いが。

ここは絶対に断ってはいけない。断ると友達の顔をつぶしてしまうことになりかねないし、何より彼のプライドを傷つけてしまう。

でも正直な話、マジで行きたくない。いやだって、ただでさえお家の中にいるのが大好きなうえ、初対面の相手が苦手なド級の人見知りであるすずやが、どんな相手がくるかもわからない状態で待ち合わせをして、その後食事をとらねばいけないとかもはや拷問以外の何ものでもないですよ。

ああ、とはいえ断るとまわりに迷惑をかけるしな……。でもぶっちゃけマジで行きたくないのだよな……。

と悩むこと小一時間。すずやが出した答えは「すみません、週末はすでに予定が入っていて」の一言でした。

ええ、きっと今この記事を読んでいる誰もが「こいつマジでクソだな」とすずやのことを思ったことでしょう。はい、自分でも理解しています。でも知らない相手と一対一で食事に行くのは、すずやにとって「今から無人島で一か月サバイバル生活をしてこい」と言われるくらいハードルが高いことなのです。

そして「そっか、それなら仕方ないね。また誘うね」とやさしく返事をくれた彼。何て心の広い方なのでしょうか。ただおそらく、また誘われたところですずやはきっと何かしらの理由をつけて再び断ってしまうことになるのでしょうが。

LINEやSNSからの出会いはすずやには向いていなかった

それからといいますと、定期的に彼からデートのお誘いがくるものの、適当な理由をつけて断るすずや。なんならLINEの返信すらも苦痛になってきて、徐々に返信が遅れていく日々。

当たり前ですがそんな日々を続けていた結果、突如、彼からのLINEがピタリとこなくなったのです。いやもう、本当に申し訳ないことをしたなとめちゃくちゃ反省しました。

ただ同時に「ああ、これで苦痛の日々から解放されたのだ……」とひとり喜びをかみしめましたよね。それからというもの、再びLINEを気にすることなく、ゆっくり家でひとり飲みをしながら幸せな気分を味わう日々を取り戻すことができたのでした。

ちなみに後日、紹介してくれた友人にことの一部始終を話すと、めちゃくちゃ呆れられた顔をされました。「1回くらいデートしたらよかったのに」とも言われましたが、仕方ありません。これがすずやなのです。

そして友人いわく、相手の男性も「鈴音ちゃんと1度会ってみたかったけどあまり乗り気じゃなかったみたいで」と残念がった報告を友人にしていたのだとか。もう本当に申し訳ないことをしてしまいました。いや、君に非は1ミリもないのだよ。悪いのはすべてこのすずやにあるのだからね!

といった一連の出来事を通して思ったのは、今はLINEやSNSを通じて出会い、冒頭のEちゃんのように交際にまで発展する女性も珍しくはありません。

ただすずやには合わなかった。LINEやSNSを通して出会った方が簡単に出会えるとかいう人もいるけど、究極の面倒くさがりでこじらせたすずやには、まずLINEのやりとりをしながらデートの約束をとりつけるという最初の流れ自体が無理すぎてまったく合わなかった。

というわけでLINEやSNSを使った出会いが合う人もいれば合わない人もいるのだなという気づきを得たと同時に、改めて自分の人間性のやばさに気づいた今回の出来事なのでした。

【結婚願望が迷子です】
すずや鈴音
すずや鈴音

生まれも育ちも関西の元キャバ嬢ライター。好きなものはお金とお酒とマカロニサラダ。10代から熱しやすく冷めやすい短命恋愛を繰り返す/すずや鈴音twitter

>> article
この記事を読んだ人におすすめ