【調査】亭主関白はもう古い？「かかあ天下」を望む男性が多数

結婚すると女性が家庭内での権力を手にするケースが多いことはよく知られています。一家の大黒柱なのにお小遣い制だったり、せっかくの休日に掃除の邪魔だからと家から追い出されたりしている旦那さんも珍しくありません。

果たしてそのような「かかあ天下」状況は、女性だけが望んでいるのでしょうか？そこで今回、独身男性100人に「亭主関白とかかあ天下、家庭を築くならどっちがいい？」という質問をぶつけてみました。

Contents

究極の選択！亭主関白VSかかあ天下、どっちの家庭を築きたい？

【質問】
亭主関白とかかあ天下、家庭を築くならどっちがいい？

【回答数】
亭主関白：37
かかあ天下：63

アンケートの結果、「かかあ天下」な家庭を築きたいという声が63人で、多いことがわかりました。

・女性が家庭の中で権力を握っている方が家庭の雰囲気がよいと思うから。(20代/会社員)

・かかあ天下のほうが今の時代に合っていて、きっちりしている印象があるから。(20代/会社員)

・自分の両親がそうだったから。なぜかというと、いい家庭だったから。(20代/専門職)

・私の周囲を見ていると、円満な夫婦関係を築いているのは、やはりかかあ天下のところが多く、その方に話を聞いてみると「夫婦円満の秘訣はかかあ天下」とよく言っています。(40代/フリーランス)

・家庭をしっかり守ってくれるかかあ天下だと、夫が安心して仕事に打ち込めていいです。(40代/公務員)

「かかあ天下」を望む男性の意見の中で目立ったのが、「そのほうが円満な家庭を築ける」「家庭をしっかり守ってくれる」など、家庭の幸せにつながるという意見です。

ただ単に女性が家庭の中でいばりちらすのではなく、しっかりたずなを握って家庭をうまく切り盛りしていくこと。そうすることで幸せな家族関係を維持できるのを期待しているのが伺えます。

亭主関白がいいと答えた男性は100人中37人という結果でした。

・亭主関白が良いと思う理由はひとつである。夫は基本的に一日中会社に行き家族のために汗水たらしてがんばっている。そんな夫は妻よりも権力をもつのはあたりまえだからである(20代/会社員)

・子供を育てるなら、父親に威厳があり、母親は少し引いて夫を支えるというかたちが一番だと思うからです。(30代/公務員)

・亭主関白の方が子供が出来た場合しつけしやすそう。お父さんが怖いから悪さをしなくなりそうだと思う。(20代/会社員)

・女性は感情論が多く一貫した行動をとれない時があると思うので、亭主関白のほうがよいのではないかと思いました。(40代/会社員)

・世間知らずな母親よりも、世間を知っている父親が色々と決めた方が正しい判断になると思うからです。(40代/フリーランス)

かかあ天下派の意見で目立った、「家庭の幸せのために」という声がほとんど見られないことが特徴と言えます。

「亭主関白派」は、現代の時代には以外にも少数派のようです。

昭和の時代の亭主関白主義が劣勢になり、家庭の中で女性が権力をもつようになった背景には、現代の社会情勢も少なからず影響しているものと思われます。男女雇用機会均等法により女性の社会進出が進み、夫婦間で妻のほうが収入が高いという家庭も珍しくなくなりました。

そんな中、男性たちの意識も変わり始め、女性の能力やスキルを自分たちと対等に捉えるようになった結果が今回の「かかあ天下派」圧勝につながったのだと言えそうです。

■調査地域：全国
■調査対象：独身男性
■調査期間：2015年08月25日～2015年09月08日
■有効回答数：100サンプル

編集部

女性の生活スタイルやキャリア、社会的課題における有益な情報を提供したい。

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