夫の年収1000万円ではVERY妻になれない?プロに聞くリアルなお金事情

ハイスペ男子の基準の一つに「年収1000万円」があります。

中には結婚相手に求める条件として「年収1000万円以上」を妥協しない女性もいるようです。1000万円にこだわる理由は何でしょうか?

もしかして、年収1000万円以上稼いでいる男性と結婚したら、専業主婦になってセレブな生活が未来永劫に続くと思っていませんか?

いえいえ、実はそんなに甘くはありません。

今回は、お金の酸いも甘いも知り尽くした金融のプロ、三井生命保険ファイナンシャルプランナーの田中祐之さんに年収1000万円世帯のリアルな家計事情を伺いました。

年収1000万円で、憧れのVERY妻になれるか?

― 年収1000万円の旦那さんをつかまえることができたら、人生の勝ち組のように見えます。

田中さん「勝ち組の生活は、どんな生活だと思われますか?」

― 奥さんは専業主婦。一戸建てに住んで、子どもを幼稚園から私立に入れて、車は高級車、平日はママ友と高級店でランチ、年に1回は海外へ家族旅行……。いわゆるVERY妻のようなセレブ生活が理想なのかなと。

田中さん「たとえばこのような条件で、生涯のキャッシュフロー表(将来家計簿)を作ります」

・住宅 3500万円のマンション
・生活費 月30万円
・奥さんは専業主婦
・子ども2人で幼稚園から大学まで私立一貫
・家族旅行を年に1回(10万円)
・車は300万円代のものを7年ごとに乗り換え
・お小遣は夫婦で月10万円(1人5万円)
・結婚前の貯蓄 500万円
・旦那さんの退職金 1000万円



田中さん「どうですか? 理想のセレブ生活には近いですか」

― うーん、そうですね。欲を言ってしまえば旅行は海外旅行がいいとか、外車に乗りたいとか、2台持ちたいとかキリがないですね。

田中さん「そうですよね。ですがこの条件でも実は年収1000万円では足りません。たとえば年収1200万円のキャッシュフローを見ていきましょう。


このキャッシュフロー表(将来家計簿)によると、2018年は自動車の購入で430万円、2020年は長女(ローラ)の私立小学校入学で142万円が大きな支出になります。

2024年は長男(ケビン)も小学校に入学し、教育費は倍。さらに2025年には自動車の買い替えで430万円かかります。この時点で貯蓄残高は853万円です。

 

続いて、教育費の負担が減る2035~2041年を見ていきましょう。2035年には長女が短大を卒業するので、貯蓄も年間で237万円できます。

2041年は長男も大学を卒業して、年間の貯蓄額も329万円に増えます。貯蓄残高は1832万円になりました。

しかし2045年に旦那さん(デービット)が定年退職を迎えると、支出のほうが多くなります。

定年時には貯蓄が2759万円もあるのですが、生活レベルを落とすことなく、貯蓄を崩していると2053年70歳になる頃には尽きてしまい、生活できなくなってしまうのです」

 

― 1200万円も稼いでいたのに、70歳で貯蓄が尽きる……。早いですね!では同条件の生活でどれくらいの年収なら生涯安泰で暮らせるのでしょう?

田中さん「1300万円です。教育費の負担が終わる2041年で貯蓄は3680万円。旦那さんが定年退職する2045年で貯金は4388万円。83歳の段階でも貯金が2270万円あります」

― 100万円の差はやはり大きい。

田中さん「1年間で100万円の差は、10年で1000万円、30年勤めれば3000万円の差になりますから。年収に見合ったライフプランを立てることが大切ですね。

何に優先してお金を使うか。お客様の相談を受けていても、ご夫婦で意見はいつも割れるところです」

年収1000万円世帯なら一点豪華主義で

― 年収1000万円だったら、もっと切り詰める必要があるわけですね。

田中さん「そうですね。たとえばお子様の教育費を中学校まで公立にして、月のお小遣を夫婦で5万円にすると、83歳の時点で貯蓄は1380万円残ります」

― 夫婦のお小遣が5万円ということは、それぞれ2万5千円。つまり1日で自由に使えるお金は平均833円ということですね。急に庶民的になりました。1000万円世帯でも節約しなくては……。

田中さん「もちろん節約、貯金は大切ですが、何から何まで我慢する必要はありません。譲れない出費があるなら、それを捻出するために別のところで調整すればいいわけです。

たとえば、お子様の教育費に妥協したくないのであれば、車の買い替えを7年ではなく11年まで延ばすとか、いっそのこと車を買わなければなおさら余裕ができます。出費のポイントを絞る、一点豪華主義的な考え方もありです

年収1000万円の独身男性はどこにいる?

― 人生において何を大切にするかという価値観がお金に表れるのですね。とはいえ、婚活で年収1000万円の独身男性を見つけることがまず難しい。そんな男性、本当にいるのでしょうか?

田中さん「年収1000万円以上の30代男性は約0.1%といわれています。少ないですよね。でもいるところにはいます。1000万円クラスの人たちは、似たようなクラスの人たちで集まっていますから」

― どこにいるのでしょう?

田中さん「私が調べたところ、若くして年収が高い方の職業は40%が営業職といわれ、資格では不動産鑑定士、宅建、ファイナンシャルプランナー、MRなどだそうです。

いずれもインセンティブで稼ぐ商売であり、腕次第で年収が変わります。

このような方々は人脈を大切にするし、常に勉強もしているので新しい知識を得るために交流会やセミナーに積極的に参加されているようです」

― もしかしたら、婚活パーティーよりもビジネススキルを高める勉強をしたほうが出会いもあるかもしれません!それにしても、度を越した贅沢三昧で将来貯金が尽きてしまうのは、年収がどれだけ高くても起こり得ることですね。

田中さん「一生のライフプランを立て、そのために必要なお金の増やし方を考えることです。独身時代から、金融知識とお金の価値ある使い方を身に付けることは、今の時代に必要なサバイバル術でしょう。それらを知ることで、無駄な出費を抑えて、得することはたくさんあります。

もちろん結婚してからも必ず役に立つ知識です。収入の高い人ほど、金融リテラシー(金融の正しい知識)をしっかり持ってらっしゃいます。

将来、奥様に家計を任せるなら、しっかりした金融リテラシーをお持ちの奥様の方が、旦那様も安心するでしょう」

取材協力:ファイナンシャルプランナー 田中祐之
三井生命保険株式会社に所属するファイナンシャルプランナー。企業経営者だけでなく、ファミリー、ディンクス、シングルなど、あらゆる層のお金の相談を担当。1973生まれ。家族構成は、妻・息子(18歳)・娘(15歳)。趣味は料理とお菓子作り、子どもとウサギが好きという女子力高め(?)な一面も。

「将来や夢、お金について真剣に相談できるところは少ないのではないでしょうか。お話を聞かせていただき、希望に合わせてお役に立てるよう提案をさせていただきます。ぜひお気軽にご相談ください」

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三井生命保険株式会社 PMMサービス事業部東京営業第3課
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TEL 03-6831-8753
FAX 03-5564-0686
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